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    <title>たからしげるブログ</title>  
    <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/</link>  
    <description>つれづれ思うことどもを不定期で発信していきます。</description>  
    <language>ja</language>  
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      <title>夜道の散歩</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　ワシントンに住んでいるめいから、「やっほー」のコメントをもらった。<br /><br />　千葉ていどの極寒でひるむなよ、と。<br /><br />　<a href="http://www.cafeblo.com/nanakusa/" target="_blank">めいのブログ</a>によると、当地では雪が積もりに積もって７０センチに達したという。<br /><br />　めいは、兄の長女で、このほど結婚したばかりだ。<br /><br />　だんなが新聞社の外信部の記者で、ワシントンが縄張りである。<br /><br />　それにしても、寒そうだなあ。<br /><br />　だんなの郷里は九州だが、先月初めには東京で披露宴が行われた。<br /><br />　どうみてもやっぱり新聞記者、というオーラを発した人々が大勢、集まった。<br /><br />　どんな披露宴だったかは、<a href="http://www.cafeblo.com/nanakusa/" target="_blank">めいのブログ</a>に記録が残っている。<br /><br />　ところで、きょうはいい天気だった。<br /><br />　娘の就職が決まって、まもなく横浜に単身で暮らすことになる。<br /><br />　きょうは朝早くから、新居に家具を入れるなどの手伝いをしてきた。<br /><br />　最寄りの駅から徒歩７、８分の、小高い場所にある、オートロックつきマンションの一室（１ＤＫ）だ。<br /><br />　南向きなので、すこぶる日当たりがよい。<br /><br />　わが仕事部屋に比べると、雲泥の差だ。<br /><br />　区切りがついて、こちらはひと足先に自宅に帰ってきたのだが、すでに午後６時になろうという刻限だった。<br /><br />　家でずっと、ひとりきりで留守番をしていた飼い犬のメルが、最初にねだったのは、散歩である。<br /><br />　辺りはすっかり暗くなっている。<br /><br />　暗くなってからの散歩は苦手だと思っていたのに、とんでもなかった。<br /><br />　考えてみれば、きのうは極寒の強風で、散歩にいけなかったせいもあるのだろう。<br /><br />　鬱憤を晴らすかのように、ほぼ夜道となったいつもの散歩コースを、気がふれたみたいにぐんぐん歩いていくのだった。<br /></font>
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      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10453099910.html</link>  
      <pubDate>Sun, 07 Feb 2010 19:45:32 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>極寒の日々</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　極寒の１日だった。<br /><br />　２月は、１年のうちでいちばん寒い月なのだろう。<br /><br />　昼間、飼い犬のメルを散歩に連れ出そうとしたら、寒すぎるからいきたくないわん、としりごみされた。<br /><br />　こっちも賛成。<br /><br />　強く吹く風が冷たいのが最悪だ。<br /><br />　夜明前の闇が、いちばん深いように、春直前が、もっとも寒くなる。<br /><br />　仕事部屋で、電気ストーブとひざかけは、いつまでもスイッチＯＮのままだ。<br /><br />　昨年、毎日小学生新聞に連載した「さとるくんの怪物」の単行本化のために、原稿を最初から読み返している。<br /><br />　同時進行で、最初の１冊が売れた場合、続けてだそうとたくらんでいる２冊目に挑戦しているが、これがなかなかうまくいかない。<br /><br />　絵本はむずかしい。<br /><br />　指導教員、じゃなくて担当編集者のＭさんによると、よい作品がかけるこつは、１冊でも多くの絵本を読みこなすことだという。<br /><br />　理屈ではなさそうだ。<br /><br />　確定申告の時期に突入している。<br /><br />　あせらず、ひとつひとつやっていこう。<br /><br />　あしたは横浜へいく。<br /><br />　まる１日、仕事はできない。<br /><br />　しかし、わが家がある市原市姉崎から横浜駅まで、アクアラインを使って車でいくと、たった１時間でついてしまう。<br /><br />　もしかしたら、実家がある東京・中野より近いかもしれない。<br /><br />　それにしても、早く本格的な春がこないかなあ。<br /><br />　身も心も浮き浮きする春がいい。<br /><br />　極寒の日々はいやだ。<br /><br />　極寒は、売れないを連想する。<br /><br />　極寒は、飛び立てない。<br /><br />　極寒は、重く凍りついて、沈む。<br /><br />　今月は２８日しかないのが、うれしい。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10452458043.html</link>  
      <pubDate>Sat, 06 Feb 2010 22:58:30 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>こんな本、あんな本（１）</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　昨年後半から新年にかけて、寄贈を受けた本の中から何冊か、まとめて紹介します。<br /><br />　岩崎京子作、田代三善絵<a href="http://www.bk1.jp/keywordSearchResult/?keyword=%E5%BB%BA%E5%85%B7%E8%81%B7%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%8D%83%E5%A4%AA%E9%83%8E&storeCd=&searchFlg=9&x=24&y=9" target="_blank">『建具職人の千太郎』</a>（くもん出版）は、江戸時代の末期、建具職人になるために７歳で奉公にだされた千太郎の奮闘記だ。時代を超越して、子どもとは何かを、やさしいまなざしで描いている。<br /><br />　小森香折作、森友典子絵<a href="http://www.bk1.jp/product/03136830" target="_blank">『パラレルワールド』</a>（文研出版）は、いまのこの世界と似てはいるけれど、どこかがちがうもう１つの世界からやってきた男の子と出会って、さまざまな平行世界をさまようことになった小学６年生の女の子のＳＦ冒険物語。宇宙って不思議だなあと思わせる。<br /><br />　杉本深由起詩集、太田大八絵<a href="http://www.bk1.jp/keywordSearchResult/?keyword=%E6%BC%A2%E5%AD%97%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%98&storeCd=1&searchFlg=9&x=29&y=10" target="_blank">『漢字のかんじ』</a>（銀の鈴社）は、春夏秋冬の各章に分けて「命」「涙」など、どれも１字の漢字を題名にして書いた、元気いっぱいの詩集だ。<br /><br />　沢田俊子文、野寺夕子写真<a href="http://www.bk1.jp/keywordSearchResult/?keyword=%E4%B8%83%E9%A0%AD%E3%81%AE%E7%9B%B2%E5%B0%8E%E7%8A%AC%E3%81%A8%E6%AD%A9%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9F%E9%81%93&storeCd=1&searchFlg=9&x=43&y=13" target="_blank">『七頭の盲導犬と歩んできた道』</a>（学研）は、いまから４５年前、日本で初めての盲導犬ユーザーになった女性が、ともに人生を歩んだ７頭の盲導犬たちとの思い出をつづった、感動のノンフィクション。そのまま、我が国における盲導犬の歴史にもなっている。<br /><br />　風野潮著<a href="http://www.bk1.jp/keywordSearchResult/?keyword=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B8&storeCd=1&searchFlg=9&x=33&y=6" target="_blank">『クリスタルエッジ』</a>（講談社）は、幼いころからスケートを人生の伴侶としてきた少年・輪（りん）と、その仲間たちのスポーツ群像を描く。お得意の関西弁が、物語にリアリティーとユーモアを付加する。<br /><br />　鳴海風著<a href="http://www.bk1.jp/product/03182388" target="_blank">『怒涛逆巻くも』</a>（新人物文庫）は、幕末、咸臨丸の航海長として日本人初の太平洋横断を成し遂げた小野友五郎と、幕府きっての財政・軍事通として横須賀製鉄所の建設に心血を注いだ小栗忠順の活躍を軸においた重厚な歴史長編。２００３年に刊行された単行本が、このほど文庫になった。<br /><br />　野上暁著<a href="http://www.bk1.jp/product/03188436" target="_blank">『越境する児童文学』</a>（長崎出版）は、２１世紀、児童文学はどこへいくのだろうをテーマにした、深く読ませる評論だ。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10435763352.html</link>  
      <pubDate>Sat, 16 Jan 2010 19:49:06 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>孤独病</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　最近、孤独病という言葉をきいた。<br /><br />　猛烈サラリーマンが定年を迎えて、職場に別れを告げ、一見、悠々自適にみえる生活を始めたとたん、日々の孤独に耐え切れなくなって、やがて病気になって死んでしまうというケースがある。<br /><br />　たとえば、大会社に勤めていたＡ氏だ。<br /><br />　猛烈サラリーマンだったとき、Ａ氏は大勢の部下を従えて、多種多様な仕事仲間や関係者に囲まれて、人と人とのあいだを渡り歩くような多忙な毎日を送っていた。<br /><br />　ところが、定年となって職場から縁が切れたとたん、周辺を取り巻いていた人々との交流が、幻のようにぱたりと途絶えた。<br /><br />　Ａ氏と交流していた人々は、そのほとんどが仕事関係者だったからだ。<br /><br />　かつての部下はもう、ひとりも部下ではなくなった。<br /><br />　仕事があるからこそ築かれてきた社内外の多彩な人間関係は、一夜にして、消滅した。<br /><br />　いまやＡ氏は、勤続３５年のサラリーマン生活を終了した、ただの人になった。<br /><br />　そして、若いころから社内での出世を何よりも生き甲斐としてきたため、競争相手の足元をすくったり、部下を厳しく叱責してへこましたり、自分のことを引き上げてくれる相手に対してうまく擦り寄ったりするのは大得意だったものの、彼との友情を育んだといえる者も、慕ってくる者も、利用するがために近づいてくる者も、いまや皆無だった。<br /><br />　長いあいだ、仕事のために家庭を犠牲にしてきたから、妻や娘、息子たちとの関係は、なかなか修復がきかない。<br /><br />　心からの信頼を寄せ合えるような友人は、ひとりもいなかった。<br /><br />　街ゆく人たちは、だれも声をかけてくれないどころか、目も合わせてくれない。<br /><br />　やがて、Ａ氏は孤独病になった。<br /><br />　症状は日々、悪化していった。<br /><br />　ついに、世界が闇に包まれた。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10430123730.html</link>  
      <pubDate>Sat, 09 Jan 2010 08:53:22 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>賀正２０１０年</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　あけまして、おめでとうございます。<br /><br />　ＴＶ「絶対に笑ってはいけないホテルマン２４時」をみながら年を越した（笑）。<br /><br />　昨年を振り返って、ごく個人的な狭い体験のなかではあるが「いちばん」だったことを記してみようか。<br /><br />　いちばん夢中になって読んだ本は、ケン・フォレット著、戸田裕之訳<a href="http://www.bk1.jp/product/03086193?t=T" target="_blank">『大聖堂―果てしなき世界』</a>㊤㊥㊦（ソフトバンク文庫）。<br /><br />　これは平成３年１１月に新潮文庫から出た『大聖堂』㊤㊥㊦（矢野浩三郎訳）の続編にあたるものだ（後にＳＢ文庫から、そのままの内容で復刊されている）。<br /><br />　正続合わせて６冊の大河エンターテインメントになるが、絶対おもしろくてお薦めだ。<br /><br />　いちばんわくわくして読んだ本は、クリス・プリーストリー著、三辺律子訳<a href="http://www.bk1.jp/product/03167588?t=T" target="_blank">『船乗りサッカレーの怖い話』</a>（理論社）。<br /><br />　一昨年１１月に出た『モンタギューおじさんの怖い話』（訳者、出版社、定価同じ）の姉妹編にあたるもので、どちらも、わくわく度１００パーセントを保証する。<br /><br />　いちばんごきげんだった音楽ＤＶＤは、ポール・マッカートニーの<a href="http://sankei.jp.msn.com/photos/entertainments/music/091227/msc0912270819000-p1.htm" target="_blank">『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ　ベスト・ヒッツ・ライヴ』</a>（２ＣＤ＆ＤＶＤ）。<br /><br />　みて、聴いて、楽しくて、元気が出る。<br /><br />　いちばんほっとしたのは、ずっと年下の友人で編集者、Ｍ・Ｙさんの結婚。<br /><br />　いちばんよろこばしかったのは、めいの結婚が決まったこと（まもなく挙式）。<br /><br />　いちばんうれしかったのは、大学４年の娘の就職が決まったこと（今年は独立）。<br /><br />　いちばんがっかりしたのは、友人のＭ・Ａさんが北陸へ引っ越してしまったこと。<br /><br />　ということで、気持ちは新しい時間に向かわなければいけない。<br /><br />　５月をめどに、初めての絵本が出る予定。<br /><br />　今年もみなさまのお幸せとご健康、ますますのご活躍をお祈りします。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10424314651.html</link>  
      <pubDate>Fri, 01 Jan 2010 09:29:45 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>夕方の電話</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　夕方、電話が鳴った。<br /><br />　家人どもは、それぞれの仕事に没頭していて、受話器をとりにいかない。<br /><br />　犬はそしらぬ顔をしている。<br /><br />　仕事部屋のパソコンの前にいたけれど、腰の軽さは家族一。<br /><br />　とにかく電話をとりに走った。<br /><br />「はいはい」<br /><br />「もしもし、たからさんですか？」<br /><br />　若い女性の声だ。<br /><br />　家のなかに、たからさんと呼ばれる人間はひとりしかいない。<br /><br />　もしや、この年末に仕事の発注か。<br /><br />「わたし○○○○○っていいます。前に、ファンレター、送ったんですけど、おぼえていますか？」<br /><br />　名前をきいて、すぐに思いだした。<br /><br />「絶品らーめん魔神亭」シリーズがおもしろくて、はやく第４巻をだしてくださいと書いてきてくれた、小６（当時）の彼女だ。<br /><br />「わあ、○○さん、おぼえてますよ」<br /><br />「たからさんに年賀状をだしたくて、電話しました。送ってもいいですか？」<br /><br />「もちろんです。感激です。ありがとう」<br /><br />　彼女のもとには、ファンレターのお返しの手紙を書いたときに、こちらの住所と電話番号を記した名刺をそえておいたのだ。<br /><br />　彼女は、ぼくの家の郵便番号を確認し、第４巻はまだでませんか、ときいてきた。<br /><br />　だしたくても、出版社がだしてくれない事情を、ひとことで説明するのはむずかしい。<br /><br />「電話してくれて、ほんとうにありがとう。年賀状、たのしみにしています」<br /><br />「それじゃ、さようなら」<br /><br />　たった１分ほどの会話だった。<br /><br />　もっとあれこれ、たくさん話せばよかったのに、初恋の相手からの電話みたいに、うれしさで胸がどきどきして、気がついたときにはもう、受話器をもどしていた。<br /><br />　印象、悪くなかったかなあ。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10420866877.html</link>  
      <pubDate>Sun, 27 Dec 2009 21:45:50 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>出会いは力</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　年の瀬になった。<br /><br />　新年まで１週間もない。<br /><br />　昔、だれかがいっていた。<br /><br />　時間というのは、らせんをまわるようにして、どんどん落ちていくのだと。<br /><br />　らせんのまわりには春、夏、秋、冬があって、毎年同じ季節にめぐりあいながらも、それぞれが異なる新しい姿をみせてくれる。<br /><br />　今年の冬も味わいがあったが、来年の春はまた、どんな顔をしているのだろう。<br /><br />　人生は出会いと別れだという。<br /><br />　出会いがなければ別れもない。<br /><br />　これまでに、どんな出会いをしてきたか、思い返してみるとおかしい。<br /><br />　小学生のとき、初めて真剣な恋をして、毎日心をときめかせながら学校に通った。<br /><br />　恋は見事に成就して、あたりから「理想のカップル」（古いね）とはやしたてられた日々もあったのに。<br /><br />　その恋の炎が、ときの流れによって生じる無情の風を受けて、知らないうちに吹き消されてからというもの、同じような出会いと別れが、何度かはあった。<br /><br />　いや、出会いは恋愛に限るものではない。<br /><br />　友人、知人、学問、趣味、仕事、家族、同僚、先輩、後輩、仲間、土地、動物、本、音楽、映画、敵、味方、ずっと知人だったのが何かのきっかけで友人になった相手……と、あらゆるケースが考えられる。<br /><br />　出会って別れ、また出会うこともある。<br /><br />　出会うまで、出会ってから別れるまで、それぞれの時間もさまざまだ。<br /><br />　毎日、バスや電車で顔を合わせていて、あるいは学校や会社でその姿をみていながら、たったの一度も言葉を交わさないうちに、いつしか行方を失っている人たちもいる。<br /><br />　それは、タイトルを知っていても読んだことのない本、みたことのない映画、きいたことのない音楽、というやつだろうか。<br /><br />　出会いは力だと、ある人はいった。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10420203986.html</link>  
      <pubDate>Sat, 26 Dec 2009 22:44:44 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>本を出す</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　出版界に吹き荒れる不況の嵐は、ますます尋常ではないようだ。<br /><br />　ここのところ、顔を合わせる出版関係者、特に編集者が口にする言葉には、共通するものがいくつかあるように思われる。<br /><br />「本、売れませんねえ」<br /><br />「編集だけの力では、なかなか企画がとおらないんですよ」<br /><br />「冒険がね、前みたいにできなくて」<br /><br />　どういうことかというと、本は売れてなんぼのものであって、編集者がいくらいい本を作っても、売れなければ意味がない。<br /><br />　その傾向が、ここにきてぐんぐん強まってきているのである。<br /><br />　この思想を一言で表すと、こうなる。<br /><br />　売れなければ、本じゃない。<br /><br />　わあ、すごい危険思想だ。<br /><br />　さらにつき進めると、こうなる。<br /><br />　売れる本が書けなきゃ、作家じゃない。<br /><br />　つまり、この世にもはや「売れない作家」は存在しなくなる。<br /><br />　さあ、どうしよう。<br /><br />「すっきりして、いいんじゃない」<br /><br />　だれかがいった。<br /><br />　書店には（売れる作家の）売れる本ばかりが、どかどかと平積みになる。<br /><br />　売れない本はすっかり排除されるから、店頭に並ぶ点数はぐーんとしぼられる。<br /><br />　書店員だって、扱う点数が少なくなれば、どの本がどこにあるか、それがまたどんな内容かも、しっかり頭に入る。<br /><br />　先日、Ｐ社のクリスマスパーティーにいったときも、そんな話題がとびかった。<br /><br />「でも、暗いことばかりいってちゃだめよ」<br /><br />　そのとき、ひさびさにお会いした作家のＭさんが、いっていた。<br /><br />「本になるっていうことは、だれかが認めてくれたってことなんだから。自分の作品に自信をもたなくちゃ」<br /><br />　いつもいいこといってくれる。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10414571043.html</link>  
      <pubDate>Sat, 19 Dec 2009 10:33:08 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>まとめの報告</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　１２月も、まもなく中旬になる。<br /><br />　ずいぶん、更新をさぼってしまった。<br /><br />　きょうは、日本児童文芸家協会の集まりがあって、東京へいってきた。<br /><br />　理事をやっているみなさんは、作家という本業のあいまに、協会を運営するため、ボランティア精神を発揮して、惜しみのない努力をささげている。<br /><br />　まったく、頭の下がる思いだ。<br /><br />　作家同士の交流は、会社組織と違って、めんどうくさい上下関係がないから、だれもが生き生きとしているようにみえる。<br /><br />　書く、というのは孤独な作業だが、同じ仲間がいると知るだけで、心が安らぐものだ。<br /><br />　電車は、行きも帰りもすいていた。<br /><br />　さて、１１月に書き下ろしの単行本『想魔のいる街』（あかね書房）を出したが、次の単行本は、まだ決まっていない。<br /><br />　いくつか、めどが立ちそうな企画はあるのだが、本格化していない。<br /><br />　不用意に口をすべらせて、やっぱりあの企画は没になりました、と無念の報告をするのはいやだから、いまは何もいわない。<br /><br />　ここ１、２か月で、１０枚前後の短い作品を３本書いた。<br /><br />　どれもオムニバスのシリーズ用だ。<br /><br />　同時に、生まれて初めて挑戦することになった絵本の原稿を、数度にわたって書き直して、ようやく「何とかいけそう」なレベルまでもっていった（よね？）。<br /><br />　年末から年始にかけては、うまくことが運べば２冊目になるかもしれない絵本の原稿の書き下ろしと、かれこれ１年以上続けている長編書き下ろしの最後のだめおし的改稿と、さらに可能なら、まったく新しい書き下ろしのとっかかりの部分を仕上げてしまいたい。<br /><br />　と、望みは多いが、果たしてどこまで実現できることやら。<br /><br />　作家生活１０年目の最後の月が、じょじょに日数を減らしてきている。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10409819222.html</link>  
      <pubDate>Sat, 12 Dec 2009 23:57:36 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>１８冊目</title>  
      <description> <![CDATA[ <font size="3">　このほど、単独の著者名としては１８冊目になる<a href="http://www.bk1.jp/product/03178082" target="_blank">『想魔のいる街』</a>が、あかね書房から刊行されることになった（２４日発売）。<br /><br />　装画と本文イラストは<a href="http://www.bk1.jp/product/02185542?partnerid=&volno=0000" target="_blank">『盗まれたあした』</a><a href="http://www.bk1.jp/product/02507677?partnerid=02goo03" target="_blank">『ギラの伝説』</a>（ともに小峰書店）につづいて、単行本をいっしょに作るのがこれで３冊目になる、東逸子さんだ。<br /><br />　思えば１９９９年１２月にポプラ社からだしたデビュー作<a href="http://www.bk1.jp/product/00001054" target="_blank">『フカシギ系。１　しゃべる犬』</a>から、ほぼ１０年がたった。<br /><br />　勤め人の身ではあるが、会社の休日、祝日には、できる限りの執筆時間をとって、ここまでやってきた。<br /><br />　友人、知人らには、「誘いになかなか乗らない、つきあいの悪いやつ」というイメージが定着してしまったかもしれない。<br /><br />　たしかにゴルフはしない、酒は飲まない、旅行はしない、クラス会や同窓会の集まりには顔をださないでは、世をすねた変わり者とみられても仕方がないだろう。<br /><br />　まあ、これも人生の選択のひとつだが。<br /><br />　しかし、振り返ってみるに、じつに恵まれていたなあと感じるのは、職場の環境だ。<br /><br />　デビュー以来ずっと、新聞社の文化部という部署で、読書を中心に、学芸関係の記者としての仕事を続けてきた。<br /><br />　現在にいたるまで、他部署への異動が、一度もなかった。<br /><br />　おかげさまで、これはという本を、仕事の一環として、年月をかけてたくさん読むことができたばかりではない。<br /><br />　児童書も含めて、あらゆる分野で活躍する現役の文化人相手に、原稿をお願いできたり、インタビューに応じてもらったり、仕事に限らないお付き合いをさせていただいた。<br /><br />　職場に培ってもらったようなものだ。<br /><br />　しかもそこには、優秀で、熱意と人間味あふれる個性が多数、寄り集まっている。<br /><br />　これからも、職場にもらったこれらの財産を、大切にしていきたいと思う。<br /></font>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/takarashigeru/entry-10393299311.html</link>  
      <pubDate>Sat, 21 Nov 2009 11:28:04 +0900</pubDate> 
    </item> 
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