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    <title>労働組合ってなにするところ？</title>  
    <link>http://ameblo.jp/sai-mido/</link>  
    <description>２００８年３月から２０１１年３月まで、労働組合専従として活動しました。 現在は現場に戻って医療労働者の端くれとして働きつつ、労働組合の活動も行なっています。 あまり知られていない労働組合の真の姿（！？）を伝えていきたいと思います。</description>  
    <language>ja</language>  
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    <item> 
      <title>『普天間基地はあなたの隣にある。だから一緒になくしたい』の感想</title>  
      <description> <![CDATA[ <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">宜野湾市長選挙が行なわれるということで、ずっと積読になっていたこの本、『普天間基地はあなたの隣にある。だから一緒になくしたい』（伊波洋一著・かもがわ出版・２０１０年１０月１０日発行）の存在を思い出し、これを機に読むことにしました。（</font><font color="#008000" size="3">これを書いたのはもう少し前のことなのですが、市長選が告示されてしまったので、念のため選挙終了後の更新となるように日時設定してあります）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">さて、本書は２０１０年１０月１０日の発行ということで、それからまた状況が動いてしまっていますが、</font><font color="#008000" size="3">だからと言って本書が提示していることがすべて無意味になってしまったということではもちろんなく、重要な主張がいくつも見つけられると思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">第一章では、普天間基地の成り立ちが書かれています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">沖縄の基地の成り立ちは、第二次世界大戦の沖縄戦で住民が捕虜となって収容所に閉じ込められている間に建設された飛行場が基になっており、そもそも国際法に違反するものです。その後、日本本土の基地が返還されるのに伴って、米軍占領下の沖縄に基地が集中するようになりました。そして、沖縄が日本に復帰しても、沖縄の基地は強化され続けました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">そうした歴史的経過を正しく押さえることが、基地問題を考える上で重要だと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">第二章では、普天間基地に危険性について書かれています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">この章で重要だと私が感じたのは、海外の基地についても環境基準を明確にするという米国の国防総省指令が出され、日本においても２０００年に国内の米軍基地周辺の環境保護及び安全のための基準は、日本の基準かアメリカの基準か、より厳しい方を適用するという日米共同発表が出されたにも関わらず、米軍基地からの騒音などの被害が全く減少していないという指摘です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">この点でも、米軍基地は違法状態にあり、早急に改善が行なわれるべきだと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">第三章では、普天間基地返還と米軍再編の関連について書かれています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">アメリカは海外の米軍基地を縮小する方針をたて、欧州から４万人、アジアから３万人程度の撤退を行なうことを計画しています。その流れの中で、沖縄に駐留している海兵隊員とその家族の大部分がグアムに移転する計画が立てられました。そして、グアムにつくられる新基地は、普天間基地のすべての機能を引き継ぐことができるということが本書では指摘されています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">グアムもアメリカの植民地であり、沖縄と同じ状況なのだから、さらになる基地負担を押し付けるべきではないという立場もありますが、ここでは事実してアメリカの計画を明らかにするという立場で、グアム新基地について詳述していると受け止めました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">第四章では、普天間基地撤去のための宜野湾市の取り組みについて書かれています。２００５年に伊波市長（当時）が訪米し、アメリカの海外基地見直し委員会の委員長と副委員長を務める議員に面会を求め、副委員長とは直接会って普天間基地の危険性について理解を得たことは注目に値することだと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">第五章では、普天間基地撤去の後の展望について書かれています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">普天間基地の撤去は沖縄県民の人権の回復を意味し、普天間基地</font><font color="#008000" size="3">の跡地利用によって沖縄の経済は活性化するという考えが示されています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">総ページ数１１２ページとコンパクトですが、中身はぎっしり詰まっていて、読み応えがあると同時に読みやすい一冊であると思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">現在の状況の変化も踏まえつつ、変わった部分と変わらない部分を考えながら読むことをお薦めします。</font></p>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11156067146.html</link>  
      <pubDate>Mon, 13 Feb 2012 00:00:00 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>２０１２年看護・介護職員全国交流集会　後半</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">日本医労連の２０１２年看護・介護職員全国交流集会の報告、後半です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">学習講演「看護師等の『雇用の質』の向上に関する省内プロジェクトチーム報告書と関連通知に基づく取組について」の概要をまとめます。講師は厚生労働省労働基準局労働条件政策課長、田中誠二氏でした。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">講演タイトルにある「関連通知」とは、通称「５局長通知」と呼ばれている２０１１年６月１７日に厚生労働省の５局長の連名で出された通知のことです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">その通知が出されたのは、「看護師等の『雇用の質』の向上に関する省内プロジェクトチーム」での検討の結果です。</font> </p>
<p><font color="#008000" size="3">このプロジェクトチームは、２０１０年１１月に当時の細川厚労相の指示で設置されました。厚生労働省は、医療などの分野を扱う厚生省と労働分野を扱う労働省が一つにまとまってつくられたものですが、これまで医療分野と労働分野で同じ問題に取り組むことはほとんどなかったそうです。ですが、労働側では看護師などの労働条件について懸念しており、労働基準法に定められている最低基準だけでなく、その産業の実態にふさわしい労働基準が必要だと考えていたそうです。そこで、プロジェクトチームでは夜勤や交代制勤務などで問題が多いと考えられる病棟勤務者を中心に検討することとなりました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">また、検討にあたっては、労働条件については基本的には労使の話し合いで決めるものであるが、医療には法的な制限もあり、医療を受ける住民の理解を得る必要もあり、中央だけで取り組むのではなく、地方での取り組み、役割分担も必要だということを前提としたそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">中心となったのは、労働条件政策課に設けられている労働条件確保改善対策室だそうです。労働条件政策課は産業や職種にふさわしい労働条件の整備に関する政策の企画及び立案に関する事務を担当しており、労働条件確保改善対策室は、その中でも特に条件の悪い分野を担当しているそうです。</font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">そして、プロジェクトチームは２０１０年１２月から２０１１年３月にかけて、医療現場の実態を聴くためのヒアリングを行ないました。その中で、日本医労連も協力したそうです。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">看護師等の勤務環境と課題については、次のような特徴がまとめられました。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">まず、看護師等（看護師、保健師、助産師、准看護師）の数は、平成１９年約１３７万人、平成２０年約１３９万人、平成２１年約１４３万４千人と、増加傾向にあります。女性就業者の２０人に１人は看護師等であり、就業している看護師の約９４．８％は女性です。病院での勤務者が約８９万２千人、診療所での勤務者が約３０万４千人です。病院勤務の看護師の割合は、年齢が若いほど多い傾向があります。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">看護師等の離職状況は、平成２１年は約１２万５千人と推計されています。病棟勤務の看護師等の離職率は１１．２％で、これは一般労働者の１６．４％よりも少なくなっています。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">再就職の状況は、平成２１年で約１１万５千人と推計され、そのうちでハローワーク経由が約５万３千人、看護協会が運営しているナースセンター経由が約１万３千人です。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">プロジェクトチームは報告書をまとめ、その提起を実行に移す取り組みの一つとして、「５局長通知」が出されました。「５局長」とは、医政局、労働基準局、職業安定局、保険局と、後から加わった雇用均等・児童家庭局の５つの局の長です。その目的は、看護業務を選ばれ続けられる職業にするため、持続的に働ける仕組みをつくることです。こうして５局長が連名で文書を出すことが重要なことであり、文書で示されたことによって継続的にフォローアップがされていくことになるそうです。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3"><br />
</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">具体的に、「５局長通知」で提起されている取り組みの３つの柱についてみていきます。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">一つ目の柱は「職場づくり」です。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">現状は、看護師等の労働時間管理が、看護師長等の経験やカンに基づいて行なわれています。そのため、労働基準法の理解が不十分で、勤務表が１週間前にならないとつくられないというようなことがあります。看護師に委ねられる事務量も増加しており、育児等との両立の困難さが離職の原因にもなっています。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">平成２３年度の取り組みとしては、医療機関には労働時間管理者の明確化、申し送りなどの業務改善、雇用制度、保育施設、職場風土の改善が提起されています。行政の取り組みとしては、全国に１５４人配置されている労働時間設定改善コンサルタントの支援や、研修の実施、業務改善取り組み事例や多様な働き方導入に関する事例の情報提供、管理者研修への支援。保育施設への財政的支援が挙げられます。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">二つ目の柱は「人づくり」です。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">看護師等の賃金は、初任給は高いものの、その後は寝たきりであまり上がらないという傾向があります。そうした状況を改善し、継続的なキャリア形成を支援し、質と量の両面で人材を確保する必要があります。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">平成２３年度の取り組みとしては、医療機関には新人看護師から専門性の高い看護師の養成までの体型的な支援、潜在看護職員復職研修事業の実施、ハローワークやナースセンターの利用促進が提起されています。行政の取り組みとしては、新人看護師への研修内容等の充実、求職者への効果的な情報提供などが挙げられます。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">三つ目の柱は「ネットワークづくり」です。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">地域レベルにおける医療行政、労働行政、及び医療関係者などのネットワークをつくるため、平成２３年度は各都道府県単位での連絡協議の場として、労働局が中心となって「企画委員会」がつくられています。当面は研修会の開催を具体化するため、第１回の「企画委員会」が４７都道府県中４２都道府県で開催され、第２回の「企画委員会」も１５都府県で開催されているそうです。既に研修会を開催したところもあり、労働法の基礎などがテーマとなっているそうです。内容だけでなくプロセスが重要であり、地域の自主性が重視されているということでした。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3"><br />
</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">今後の課題としては、平成２３年度のフォローアップを行ないつつ、雇用の質の向上を看護師等だけでなく、医師等の医療従事者全体の勤務環境の改善に広げていくことを考えているそうです。また、中医協において、病院医療従事者の負担軽減策を検討することも提起されています。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">平成２４年度は、医療機関等の労務管理改善を専門とする医療労働コンサルタントを１４名配置し、相談・支援を実施すること、医療労働コンサルタント等の全国会議を開催して先進的な取り組みや好事例を共有すること、医療労働企画官を設置し、継続的に医療従事者の勤務環境改善を継続していくことが計画されているそうです。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">こうした取り組みを進めていくには、関係者の協力と批判が不可欠であり、これからも厳しい批判も含めて協力をお願いしたいということが述べられ、学習講演は締めくくられました。</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3"><br />
</font></font></p>
<p><font color="#008000"><font size="3">以上で報告を終わります。</font></font></p>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11162506775.html</link>  
      <pubDate>Sun, 12 Feb 2012 15:01:56 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>２０１２年看護・介護職員全国交流集会　前半</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">本日より、日本医労連の２０１２年看護・介護職員全国交流集会が行なわれています。２日間の開催ですが、私は１日目にのみ参加してきました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">ここでは、記念講演と学習講演の概要を、２回に分けてご紹介したいと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">記念講演はフリージャーナリストの藤田和恵さんによる、「いのちを守る人びとの現場を取材して」でした。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">藤田さんは元北海道新聞の社会部記者で、主に事件報道に携わっていらしたそうですが、派遣労働の取材などを通して労働問題に関心を持つようになり、フリーとなってからは医療労働の現場を１年ほど掛けて取材されたそうです。その取材の成果は、著作『ルポ　患者を守る人びと　医療崩壊のなかで』（藤田和恵著・旬報社・２０１１年６月２５日発行）にまとめられています。（同書は会場で販売されていたので私も購入しました。後日その感想も書きたいと思っています）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">講演では、まずは医療現場を支える非正規労働者について語られました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">藤田さんが医療現場を取材して一番びっくりしたことは、いろいろな職業の人に医療が支えられているということだったそうです。医師や看護師やコメディカルだけでなく、清掃、夜間警備、調理、電話交換、医療事務などのノン・コア業務と呼ばれる周辺業務に携わる人たちが多くいます。そして、そうしたノン・コア業務に携わる人たちの多くがワーキングプアなのです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">警備員には、最低賃金を下回る賃金で働いている事例もあります。札幌のある民間病院で、委託会社の非正規職員として夜間警備を行なっている警備員は、半年契約で日当７５００円なのだそうです。契約上で仮眠時間や休憩時間が定められてはいますが、実際は１６時間勤務で時給換算すると４６９円となり、北海道の最低賃金を大きく下回っています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">これは法的にはグレーゾーンで、委託会社は「監視・断続業務」なので最低賃金法には抵触しないと説明しているそうです。「監視・断続業務」とは、マンションの管理人や一部の役員専用車運転手など、労働密度が低いとされている業務について、労働基準監督署に届け出ることで労働法制の規制を免れることができるものです。本来はごく限られた業務にだけ認められるはずのものですが、届け出ると実態把握をせずに認められてしまうそうです。警備員の仕事も実態は忙しく、警備だけでなく雪かき、夜間の電話対応、急患対応、カルテ出し、血液センターなどへの問い合わせなども業務となっているにも関わらず、「監視・断続業務」とされてしまっているのです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">藤田さんは委託会社の営業マンにも取材されたそうです。営業マンはいろいろな病院を回っているが、この１０年くらいから求められる業務が増えてきて、仕事を失うよりは取れた方がいいと思い、要望に応えざるを得ないと述べていたそうです。</font><font color="#008000" size="3">末端の労働者にとっては仕事が増えても賃金は変わらず、しかも仕事が増え過ぎて本来の定時巡回ができなくなるときもあるそうです。また、一番厳しい条件をつけてくるのは公立病院、中でも国立病院機構だそうです。それだけ人件費の切り詰めが行なわれているということです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">また、医療事務は専門的な仕事であり、経験が重要であるにも関わらず、委託労働への切り替えが進められ、賃金は手取り１２、３万円と安く、下手をすると生活保護水準以下となってしまっています。委託先が変わるたびに時給が下がったり、委託先が変わるとそれまでの労働者がクビになって入れ替わりが行なわれ、請求もれやミスが増えて病院の収入が低下するということもあるそうです。ある国立病院の例では、最初は直接雇用で時給９２５円だったのに、民間委託で時給が低下していき、２５年間勤務したのに時給が８２５円と下がってしまったということもあります。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">清掃員は何年働いても最低賃金と同額という待遇が続いており、昇給があるのは最低賃金が引き上げられる１０月だけという状況です。しかし、病院の清掃員は感染予防に神経を使う仕事ですし、清掃の仕方がゾーンごとに異なるなど、責任も重い仕事です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">こうした様々な職種の人たちが働く医療現場を取材して、藤田さんはなかなか職種間連携が進まないを目にし、むしろ職種間の無理解や溝が深まっているケースもあると感じたそうです。お互いの雇用条件や雇用実態を知らないことから、待遇が悪ければ悪いほど、恵まれている職種への不満が高まる傾向にあるそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">藤田さんは、溝を何とかして埋めることが望ましく、連携を進める手法を模索すべきだと指摘されました。それは安心の医療を求める患者の立場からでもあるし、労働組合の声を大きくするためにも連携していった方がよいという考えからでもあるそうです。また、看護師がリーダーシップを取るべきではないかという提起もされました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">医療現場を取材する中では、取材がうまく進まない、取材先が見つからないということがあったそうです。過密労働の辛さや健康被害を取材したいのに、労働組合や市民団体に紹介された人に会いに行くと、みんな元気なのだそうです。健康被害について聞いてみると、病気になったり切迫流産になったりした人たちはみんな辞めていっているそうです。そして、これが「ヘルシー・ワーカー・エフェクトだ」と実感したそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">「ヘルシー・ワーカー・エフェクト」とは、直訳すると「健康な労働者の効果」となりますが、調査の対象となるのは過酷な労働に耐えて”生き残った労働者”であり、強く、幸運な労働者であり、辞めていった人はデータに反映されないため、調査結果が実態よりも「よい結果」になってしまうということです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">厚労省や日本医労連の実態調査でも極めて深刻な結果が表れていますが、そのデータに健康問題で辞めざるを得なかった看護師たちの声は反映されていません。何らかの方法で離職看護師などのデータを含めることができれば、数値はより深刻になり、報道発表や厚労省との交渉の材料として、より説得力を増すデータとなると推測されます。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">データを外部に発信していくことを考えれば、離職看護師、潜在看護師を追跡調査することが必要なのではないかということが提起されました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">介護職員については、新聞記者時代に特別養護老人ホームでの虐待問題の取材をしたことがあったそうです。内部告発があって取材したのですが、経営者の社会福祉法人が虚偽の内部告発であるとして、名誉毀損で訴えきたそうです。その裁判は、最高裁までいって内部告発者側が完全に勝訴したということですが、丁寧な取材をしていたことが役に立ったそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">介護現場を取材して、介護保険導入を境に労働条件が悪化しているということが見えてきたそうです。非常勤化、派遣化、低賃金が進み、ダブルワークをする人たちも増えているとのことです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">また、介護職員の中では、介護保険導入前から勤務しているようなベテランと若手の間の世代間ギャップが大きいと感じられたそうです。ベテランは若手に対して、知識や資格があるだけで頭でっかちだと感じ、若手はベテランに対して、技術の教え方が論理的でなく、我流すぎると感じるなどです。特に、入所者からのセクハラに関しては、ベテランが騒ぎすぎだと感じるのに対して、若手は離職の原因となるなど深刻な問題として受け止めています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">このギャップは、介護保険導入前は子育てが終わった女性が介護の担い手の中心だったのに対し、導入後は新卒者の就職先となっていることが背景にあるのではないかということでした。解決するには、例えはセクハラ被害を認めて話し合う場を設けるなど、ベテランが広い度量を示してギャップを埋めていくべきではないかという提案がされました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">最後に、労働組合とマスメディアの関係について問題提起がされました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">労働組合と新聞、テレビなどのマスメディアとの関係は、かつてないほど疎遠、険悪になっていると藤田さんは感じていらっしゃるそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">藤田さんが新聞記者をしていた頃は、「不正や労働問題について情報提供する労組」、「労組からの情報を基に紙面を通して告発、キャンペーンを張るマスメディア」といったギブ＆テイクの関係があったそうですが、今ではそうした関係は成り立たなくなっているそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">その原因には、労働組合のマスメディアに対する不信感があり、労働組合もマスメディアも世論から「既得権益者」扱いされ、バッシングされていることがあるのではないかということが指摘されました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">病院の労働組合の場合、取材をしても、バッシングされることを恐れて給与のことは書かないでほしいといったり、病院の評判を悪くすることは書かないでほしいと言われることがあるそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">そうした態度に対して藤田さんは、実態をちゃんと話して、労働条件が悪くなることで医療サービスが悪化することを伝えなければ、改善が必要なことを訴える説得力は出ないと指摘されました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">厚労省や看護協会も労働条件の改善のために動くようになっている現在は転換期であるチャンスであり、病院の労働組合にもがんばってほしいということが最後に提起されました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">記念講演の概要は以上です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">学習講演については改めて報告します。<br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11162172866.html</link>  
      <pubDate>Sat, 11 Feb 2012 23:26:05 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>後期高齢者医療制度　短期証交付２万１５５０人（しんぶん赤旗より）</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">医療については、政権交代が行なわれた直後は多少はよくなるのではないかと期待しましたが、現在に至るまで目立った改善はありません。診療報酬の引き上げも実質的なものとはなっていませんし、医師不足の解消と医師の働きやすい環境づくりもまだまだ進んでいません。そして、患者負担の軽減については全く配慮がされていません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">特に、廃止が公約されていた後期高齢者医療制度については、結局同じ構造を温存する改定案が提案されて以降、全く議論されている様子がありません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">そんな中、後期高齢者医療制度の保険料が払えないため、保険証を短期間のものに取り替えられてしまっている人たちが２万１５５０人もいることが公表されました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">しんぶん赤旗の記事でご紹介します。引用部分は青で表記します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>後期医療　　短期証交付２万１５５０人</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>割合最多は福岡県</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">しんぶん赤旗　　２０１２年２月１０日</font></p>
<p><font color="#00bfff" size="3"><a href="http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-10/2012021004_02_1.html"><font color="#00bfff" size="3">http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-10/2012021004_02_1.html</font></a>
 </font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<font color="#0000ff" size="3"><p>　７５歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度で、全国で２万１５５０人が正規の健康保険証を取り上げられ、有効期間の短い｢短期証｣にされていることが９日までにわかりました（２０１１年６月１日時点）。厚生労働省が発表した同医療制度の財政状況（速報値)によるものです｡</p>
<p>　同制度は高齢者に重い保険料負担を課しています。その上、保険料を払いきれないからと、病気になりがちな高齢者から正規の保険証を取り上げるのは、冷酷なやり方です。</p>
<p>　医療機関の窓口でいったん全額を払わなければならない「資格証明証」の発行はありませんでした。</p>
<p>　短期証の交付者数は後期高齢者医療の被保険者全体の０・１５％。前年同時期に比べて６７４０人、０・０４ポイント増えています。</p>
<p>　被保険者数に対する短期証交付の割合が多いのは福岡県（０・４９％)､兵庫県(０･４２％)､長崎県（０・４０％）、大阪府（０・３９％）、高知県（０・３７％）の順。一方、神奈川と宮崎の２県では交付ゼロとなっています。</p>
<br />
<br />
<p><font color="#0000ff"><strong>保険料を低所得者から取るべきでない</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff"><strong>日本高齢者運動連絡会顧問　篠崎次男さん</strong></font></p>
<p><strong><br />
</strong></p>
<p>　後期高齢者医療制度では、収入のあるなしにかかわらず全員に保険料が課され、徴収されます。国民健康保険（国保）に比べても全額免除には厳しい制約があります。</p>
<p>　後期医療の加入者の８割は保険料を年金から天引きされています（２０１０年１０月）。滞納を生じさせないよう、天引きの仕組みにしたのです。</p>
<p>　ただし、年金が年１８万円未満の低所得者からは天引きしてはならないことになっており、滞納で短期証になっているのは、おもにこの人たちだと考えられます。こうした低所得の人から保険料を取ること自体が、この制度の大きな問題です。保険料をゼロにすべきで、命にかかわる保険証の取り上げをすべきではありません。</p>
<p>　後期医療制度の廃止が民主党の公約だったはずです。このような制度は速やかに廃止すべきです。</p>
</font>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（後略）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">省略した部分には、４７都道府県別の短期証交付者数と、加入者に対する短期証交付者の割合が表になって掲載されています。２０１１年６月１日現在の数値です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">日本高齢者運動連絡会顧問の篠崎氏の解説に書かれているように、後期高齢者医療制度の保険料は大部分は年金からの天引きなので、滞納が生じるのは天引きしてはならない年金が年１８万円未満の低所得者のみです。つまり、滞納している人のほとんどは低所得であり、生活の苦しさから保険料を納められないと考えられます。そうした人たちに必要な対策は、無理をさせて保険料を納めさせるために短期証を発行することではなく、その人たちの生活状況を把握し、生活を立て直すために必要な制度につなぐことではないでしょうか。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">日本では、人々を世代に分け、高齢者世代は余裕があるからもっと負担を増やすべきだとか、年金は削減すべきだとか言われることが多いのですが、それは一面的な見方だと思います。同じ世代の中にも生活に余裕がある人もいれば、生活に困窮している人もいます。その割合が世代ごとに異なるということはあるでしょうが、生活困窮者の割合が低い世代に対しては何も困窮対策をしなくていいということにはならないはずです。言い換えると、生存権の保障に関する制度を世代ごとに分ける必要はなく、ただ生活の困窮度合いに合わせて対策を講じるべきだということです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">後期高齢者医療制度は、生存権の保障のためには欠陥の多い制度です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">この制度は早期に廃止し、全ての国民に医療を保障することができる制度につくり変えるべきだと思います。</font></p>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11161016474.html</link>  
      <pubDate>Fri, 10 Feb 2012 20:26:38 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>矢田部過労死裁判行政訴訟控訴審第３回口頭弁論</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">本日は有給休暇を取得し、矢田部過労死裁判行政訴訟の控訴審を傍聴しに行ってきました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">控訴審になってからの傍聴は初めてだったので、まず傍聴席から見てこれまで左側が原告席だったのですが、右側になっているのを見て違和感を覚えました。控訴したのが国側なので、控訴人の国が左側、被控訴人の原告が右側の席に代わるのですね。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">今回は傍聴希望者が多く、１０人近くが法廷に入れずに待つことになってしまったようです。私は早めに動いたので傍聴することができました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">口頭弁論では、まず被控訴人（つまり、地裁での原告）が提出した証拠の確認が行われました。甲３３号証から３６号証までです。この内容についての説明はありませんでしたが、終了後の報告集会での弁護団の説明によると、甲３５号症が労働科学研究所のＳ氏による過重労働についての鑑定証だそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">被控訴人には今後も医師による意見書２本を提出予定であり、２月末に完成の予定であると述べました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">それに対して控訴人は、反論の機会を与えてほしいと裁判所に求めました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">裁判所は両者の主張を受けて、医師の意見書は遅れることが多々あるので余裕を見て次回の期日を４月とし、その次の期日に控訴人の反論を受けることとしました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">次回の期日は４月２５日午後２時からと決まり、今回の口頭弁論は終了しました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">終了後の報告集会では、まず弁護団から裁判の経過についての説明が行なわれました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">控訴審においては、まず国側が医師の意見書を提出し、死因は脳動脈瘤破裂ではなく脳動静脈奇形であるという主張、３ヶ月の休養期間で疲労は回復したはずだという主張を行なっているそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">原告側が提出した地裁での医師の意見書は臨床医のものであり、さらに権威のある医師の意見書が求められ、弁護団は新たに医師１名と、医師グループ１組みの意見書を提出する予定になっています。そして、既に提出されたのが労働科学研究所のＳ氏による７３ページに及ぶ鑑定書です。この鑑定書は、労働の過重性について科学的なデータから説明し、過重労働によって疲労から回復しにくい状態になったことを「易疲労性」という概念で説明し、３ヶ月では疲労からは回復せず、疲労状態が継続しているということを主張しています。また、睡眠の質について着目し、最新の研究から睡眠の質の低下が与える影響について説明しています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">こうした意見書、鑑定書に加え、傍聴者の多さが裁判所にプレッシャーを与えていることが重要だということも述べられました。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">今回も東京過労死家族の会の方々が傍聴にいらしていて、過労死防止基本法の制定を求める署名が３万筆を超えたことが報告されました。矢田部裁判を支援する会も７２０筆の署名を集めたそうです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">この裁判の公正な判決を求める署名も、東京地裁・高裁提出のものは１万２０００筆を超えたそうです。民事訴訟の方は５万筆に達しているそうなので、さらなる署名の広がりが求められています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">４月に入ると仕事が忙しくなりますので傍聴に行けるかどうかはわかりませんが、今後もこの裁判を応援していきたいと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11159033306.html</link>  
      <pubDate>Wed, 08 Feb 2012 18:21:25 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>高校授業料無償化は”バラまき”か？</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">２０１１年１２月２４日のエントリー「<strong><a href="http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11116133885.html" target="_blank">公立高校の中退者が減少　「高校無償化」の政策効果出る（連合通信・隔日版より）</a>
</strong>」のコメント欄が非常に長くなってしまっていますので、別エントリーを立てて論点を整理したいと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">上記のエントリーを要約すると、高校授業料無償化によって中退者数が減少していることからこの政策の効果は明らかであり、「バラまき」との批判は当たらないと主張する「連合通信・隔日版」の記事を紹介し、高等教育の無償化は先進国の常識として日本でも制度を改善して継続していくべきである主張しているものです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">これに対して、全高校生に対してほんのわずかに過ぎない生活困窮している高校生を中退させないためだけに巨額の税金をつぎ込むのは「バラまき」であり、制度を見直すべきであるという反論がされています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">そして、政策の対象になっている高校生が”ほんのわずか”であるということを強調するために、制度が開始される前年度の２００９年度の高校中退者数が１６４７人であることから、政策の対象になっている高校生は１６４７人に過ぎないという主張さえされています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">しかし、高校授業料無償化の対象が１６４７人に過ぎないという主張は妥当でしょうか？</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">まず、この１６４７人は２００９年度の中退者数ですので、制度が開始された２０１０年度の高校生の中には当然含まれず、２００９年度の高校生の経済状況と２０１０年度の高校生の経済状況がまったく同様であることはあり得ないので、高校授業料無償化の対象が１６４７人であるという主張には明確な根拠はありません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">そして、たとえ２００９年度の高校生の経済状況と２０１０年度の高校生の経済状況が全く同じであったとしても、経済的困窮度が高い順に高校生を並べて１６４７人までが困窮していて、１６４８人目からは経済的に全く不安のない状態であるということはあり得ないので、その意味でも政策の対象が１６４７人に過ぎないという主張は妥当ではありません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">ちなみに、日本の２００９年の相対的貧困率は１６．０％、１８歳未満に限ると１５．７％ですので、全高校生３３４万７０００人の１５．７％、約５２万５０００人は貧困状態にあると推測されます。２０１０年の貧困率はまだ公表されていませんが、社会経済状況から考えると大きく改善しているとは思われません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">よって、高校授業料無償化の目的を貧困状況にある高校生の教育を受ける権利を保障することに限ったとしても、約５０万人は政策の対象であると推測されます。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">また、高校授業料無償化の目的は貧困状況にある高校生の支援だけに限るものではなく、貧困の世代間連鎖を食い止めて格差社会の解消を図ること、教育は社会的に保障されるべきものであるという認識を広めることで社会の安定性を高めることなどが挙げられます。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">政策の目的は一つに限られるものではなく、また、政策考案者が想定していない目的であっても、その時点での社会状況において求められるものであれば政策の目的として捉えてよいと考えます。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">以上、多少偏りましたが、現時点での高校授業料無償化を巡る議論の整理です。</font></p>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11158467253.html</link>  
      <pubDate>Tue, 07 Feb 2012 23:17:51 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item>
      <title><![CDATA[PR: 日研総業 《e仕事》]]></title>
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      <pubDate>Tue, 07 Feb 2012 23:17:51 +0900</pubDate>
    </item>
    <item> 
      <title>『原発震災に対する支援とは何か』（シノドスジャーナルより）</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <font size="3"><p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000">ブログ<a href="http://caprice.blog63.fc2.com/" target="_blank"><strong>「きまぐれな日々」</strong></a>
 様でご紹介されていた社会学者・猪飼周平氏の論文『原発震災に対する支援とは何か―福島第一原発事故から１０ヶ月後の現状の整理』を拝読しました。ざっと読むだけでも１時間ほど掛かる長い論文ですが、重要な視点が示されていますので是非お読みいただきたいと思います。</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000">この論文はネット上に掲載されていますので、引用は最小限に留めます。ＵＲＬは以下になります。</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff">シノドスジャーナル</font></p>
<p><font color="#0000ff"><strong>『原発震災に対する支援とは何か―福島第一原発事故から１０ヶ月後の現状の整理』</strong></font></p>
<p><a href="http://synodos.livedoor.biz/archives/1891136.html"><font color="#00bfff">http://synodos.livedoor.biz/archives/1891136.html</font></a>
 </p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000">筆者は社会学者ですので、原子力や放射線医学についての専門性は持たず、被災地との関わりは除染ボランティアとしてのものです。なので、住民の被曝の程度についての分析や除染の科学的な効果の検証といったことは論じる対象とはせず、社会学者としての立場から支援のあり方について述べています。</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000">参考として、筆者の略歴の部分を引用しておきます。引用部分は青で表記します。</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff"><strong>猪飼周平(いかい・しゅうへい)　<br />
</strong>1971年京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科准教授。専門は、医療政策、社会政策、比較医療史。<br />
東京大学経済学部卒、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了（経済学博士）。佐賀大学経済学部専任講師、助教授を経て2007年より現職。主著『病院の世紀の理論』（有斐閣、2010年）。<br />
<br />
</font></p>
<p><font color="#008000"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000">私がこの論文を読んで個人的に注目したのは、以下の点です。</font></p>
<br />
<p><font color="#008000">まず第一に、「避難か除染か」の二者択一ではなく、様々な理由から福島に留まることを希望する人、留まらざるを得ない人がいることを理解した上で、住民主体での支援を行なうべきであるという視点です。</font></p>
<p><font color="#008000">放射線被害を重大視する立場からは、避難こそが正義であり、住民を福島に留めることは人権侵害であるという主張がされがちですが、留まることを希望する住民に避難を強制することも人権侵害であるという見方もあります。放射線量によっては避難を強制しなければならない場合もあるかもしれませんが、リスクを理解して留まるという判断をした人に対しては、その意志を尊重した支援を行なうことが人権を守ることであると言えます。</font></p>
<br />
<p><font color="#008000">第二に、「<font color="#0000ff">原発震災の責任が国にある</font>」ということは、「<font color="#0000ff">国民全体が責任を負う</font>」ということだという視点です。</font></p>
<p><font color="#008000">そうした意識が日本人には希薄なので、福島の人々の被曝を防ぐために十分な財源を確保するのは難しく、国や自治体が動くのを待っていては人々の総被曝量が増えていってしまうので、「<font color="#0000ff">国民全般の態度を変えてゆくよりも、福島の地と人びとの抱える問題をなんとかしたいと考えている人びと（マジョリティではなくとも、たくさん存在する）が、どんどん問題解決に動いてしまうのが一番よい</font>」ということが主張されています。そして、たとえば除染を住民やボランティアの手で進めてしまった後に、損害賠償として司法的手段で国につけを回すという方法もあると述べられています。</font></p>
<p><font color="#008000">除染の緊急性を考えればそうした方法を採るべきなのかもしれませんが、日本人が国とは国民全体のことだという認識を持つようになることを目指していくのも必要なことなのではないかと思います。</font></p>
<br />
<p><font color="#008000">第三に、住民支援は単に生存権保障、最低限度の生活の保障がされればそれでいいというものではなく、もともとの生活を配慮した水準の支援が必要であり、生存権保障は徹底的に行政に担わせるべきであるが、それを超える部分は市民セクターが担うことが期待されているという視点です。</font></p>
<p><font color="#008000">こうしたことは、原発震災の支援にだけでなく、その他の様々支援活動においても言えることだと思います。まず、生存権の保障をするのは行政の役割としてきちんと責任を果たさせ、それを超える部分を市民団体やボランティアが担うことにより、支援をより豊かにしていくということが、支援活動のあるべき形だと思います。</font></p>
<br />
<br />
<p><font color="#008000">他にもいろいろと重要なことが述べられていますが、ここでは以上３点に留めます。是非実際に読んでいただいて考えていただきたいと思います。</font></p>
</font>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11157464023.html</link>  
      <pubDate>Mon, 06 Feb 2012 22:24:29 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>数字が見抜く　理不尽ニッポン（週刊金曜日より）</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">データに基づいて日本社会の理不尽を明らかにする「週刊金曜日」の連載、『数字が見抜く　理不尽ニッポン』で、今週は自殺率と社会保障の不備の問題が取り上げられています。長い記事ですので、部分的に引用させていただきます。引用部分は青で表記します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>数字が見抜く　理不尽ニッポン</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>第７回　金持ち優遇で自殺率世界一！　　　武田　知弘</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">週刊金曜日　　２０１２年２月３日　　８８１号　　ｐ５６～５７</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　五分間に七人、毎年三万人超が自殺する国ニッポン。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　世界で最も不幸な国になっている背景と要因には、</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　異常な金持ち優遇政策と最低レベルの生活保護など、</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　憲法を無視したお寒い社会保障の実態がある。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（中略）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　二〇〇九年のＷＨＯ（世界保健機関）のデータでは、日本は世界で六番目に自殺率が高い国となっている。しかも日本より上位の五カ国というのは、すべて旧共産圏である。旧共産圏は社会が大きく変革され、失業者も多いので、自殺率が高いのは理解できる。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（中略）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　日本の自殺率が高い最大の要因は、実は中高年のリストラなのである。というのも、日本の自殺率が急上昇したのは、一九九一年のバブル崩壊以降、日本企業のリストラが進んでからなのである。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（中略）</font></p>
<p><font size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　日本人のほとんどは、日本の社会制度は進んでいる、と思い込んでいる。少なくとも先進国並みのはずだと思っている。しかし、それは大きな勘違いだ。日本は先進国とは言えないほど、社会保障が不備な国なのだ。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　日本は自殺率が世界最高レベルだが、それも社会保障の不備が大きな原因となっているのだ。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（中略）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">「今、不況だからホームレスが増えたんだな」</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　われわれはそう思いがちである。しかし、ホームレスの存在はよく考えれば、非常におかしいものなのである。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　なぜなら日本では、「最低限度の生活」は保障すると憲法二五条に定めてある。憲法の原則から言うならば、本来、日本にはホームレスは生じないはずである。これは、つまり、日本の社会保障が機能していない、ということなのである。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>先進国で最低の生活保護費</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　近年、生活保護世帯の急増が、マスコミで大きく取り上げられている。最近も、生活保護の受給者が二○○万人を超え、生活保護費の年間支出額が三兆円を超えたということで話題となった。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　しかし、他の先進諸国と比較した場合、実は日本の生活保護というのは、まったく不十分なのである。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　〈表１〉にあるように、日本の生活保護費は、社会保障費のうちの一〇％にも満たない。この表は二〇〇七年の数値であり、現在はもっと増えているが、それでも社会保障費の十数％である。ＧＤＰ（国内総生産）比でも、生活保護費は〇・三～〇・五％であり、あの「自己責任の国」米国の一割程度なのである。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　また、生活保護受給者の数も圧倒的に少ない。二〇〇万人を突破したといっても、国民のわずか一・六％であり、人口に占める受給者の割合は欧米諸国に比べれば非常に少ない（〈表２〉参照）。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>〈表１〉２００７年度の社会保障費の内訳</strong>　　単位：１０億円</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">生活保護費　社会福祉費　社会保険費　保健衛生　失業対策　　　　　計</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　２，００６　　　　１，５６３　　　１６，２６７　　４８５　　　　２３４　　　　　２０，５５５</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００９年・『日本統計年鑑』より</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>〈表２〉先進国の人口に対する生活保護者の割合</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">イギリス　　フランス　　ドイツ　　日本</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　９．３％　　５．７％　　９．７％　　１．６％</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">生活保護問題対策全国会議の資料より</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">（『東京新聞』２０１１年１１月２４日付記事より）</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（中略）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　また、日本の社会扶助の制度は非常に硬直化している。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　日本では、生活に困っている人を支援する国の制度として「生活保護」くらいしかない。生活福祉資金の貸付制度などもあるが、これはほとんど役に立っていない。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　生活保護は、非常にハードルが高い一方で、いったん受給できるようになると、生活全般の面倒を見てもらえるという制度である。つまり、全部もらえるか、全然もらえないか、ということなのである。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　社会扶助制度がこのように硬直化しているのは、先進国では日本だけである。他の先進諸国は、もっとバリエーションに富んだ、実用的な制度を持っている。たとえば、先進諸国の多くでは、低所得者には所得の足りない分を補助する制度がある。また英国、フランスなどでは住宅費を補助する制度があり、米国などには食費を補助する制度がある。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　これらの社会扶助制度は、生活費全般の面倒を見てもらうわけではないので、受給のハードルも低く、受給者の勤労意欲も保てるのだ。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　もし、日本で社会扶助制度がもっと弾力的で実用的なものになれば、自殺率などは大幅に改善されるはずだ。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<font color="#008000" size="3"><p><br />
</p>
<br />
<br />
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">私が注目したのは、日本の自殺率の高さの大きな要因が「<font color="#0000ff">社会保障の不備</font>」であるという筆者の主張です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">雇用が不安定化し、失業者が増加しても、再就職を支援する職業訓練制度が充実し、再就職するまでの生活を支える社会保障制度が整備されていれば、失業によって自殺する人の数は減るはずです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">しかし、日本では職業訓練制度は不十分で、失業給付を受給できる期間も短く、生活困難に陥った際に利用できるはずの生活保護制度は”水際作戦”や”硫黄島作戦”で利用しにくくなっていて、失業が長引くほど追い詰められ、生活を立て直すことが難しい状況にあります。つまり、その逆のことを行なえば、自殺率は減少するはずなのです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">記事中、日本では憲法２５条で「<font color="#0000ff">最低限度の生活</font>」（”健康で文化的な”をつけた方がよいと思います）が保障されているのにホームレスが存在するのはおかしいという指摘がありますが、ホームレス状態にある人であっても生活保護が受けられるということは、ここ数年の反貧困活動の積み重ねによって広く認められるようになってきていることだと思います。ホームレス状態にある人の場合、住民票がそこになくても、現在の所在地の管轄の福祉事務所で生活保護を申請することができます。そして、ホームレス状態にある人からの生活保護申請があった場合、生活保護法に定められた「急迫した事由がある場合」と判断できますので、福祉事務所はその職権を用いて必要な保護を行なうべきです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">にもかかわらず、生活保護を申請せずにホームレス状態にある人が一万人超の規模で存在している原因としては、福祉事務所が生活保護の申請を不当に拒んでいることが、記事の省略した部分で指摘されています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">しかし、それだけではないと思われます。”生活保護受給者”に対する世間の冷たい目、差別、本人の”生活保護”に対するイメージの悪さからくる申請へのためらいなども、原因にあるのではないでしょうか。そうしたことは、”生活保護のスティグマ化”と言われています。つまり、生活保護を受給することで、自分があたかも犯罪者であるという焼印を押されたような気持ちになる、世間もそのように自分を見るようになると感じることが、本来は権利として正当であるはずの生活保護の申請をためらわせているのです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">そうした感覚は、その源泉を探し出すことが難しいほど深く日本社会に浸透してしまっているので、無くしていくには相当長い時間が掛かると思われます。ですが、生活に困窮している人たちの状況は、そうした感覚が無くなるのを待っていられるような生易しいものでありません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">今現在生活に困窮している人たちの生活を立て直すためには、生活保護の申請を不当に拒絶されないように第三者が支援をすることが必要です。そして、新たな社会扶助制度をつくり、”スティグマ化”されていない生活再建の手段を確保するということも必要になってきます。その意味で、「<font color="#0000ff">もっとバリエーションに富んだ、実用的な制度</font>」を日本でもつくるべきであるという記事の主張には賛成します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">とは言え、生活保護制度の利用が正当な権利として保障される社会となることを諦めるべきではないとも思います。”<font color="#0000ff">硬直化している</font>”のは生活保護制度ではなく、生活保護制度の運営のされ方であると私は認識しています。現在の制度でも、働いて得た収入では足りない分を生活保護費として受給することは可能ですし、自立を助長するという制度の目的が正しく遂行されるなら、生活再建のための重要な手段として活用されるはずです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">生活保護制度についての正しい認識が、もっと広く伝わることを願います。</font></p>
</font><font color="#008000" size="3">表題は「金持ち優遇で自殺率世界一」となっていますが、私が取り上げたかった部分はそこではないので、前半は大幅に省略しました。その部分が読みたいとご希望の方は、お近くの書店で「週刊金曜日」８８１号をご購入くださいますようお願い致します。</font>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11155152325.html</link>  
      <pubDate>Sat, 04 Feb 2012 19:10:09 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>どう見る経労委報告　後半（連合通信・隔日版より）</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font size="3"><font size="3"><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></font></font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">昨日ご紹介した「連合通信・隔日版」の記事の続きです。引用部分は青で表記します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<font color="#008000" size="3"><p><font color="#0000ff" size="3"><strong>どう見る経労委報告</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>　　　　一層の人件費抑制策を打ち出す</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">連合通信・隔日版　　２０１２年１月３１日付　　Ｎｏ．８５５６　　ｐ５～８</font></p>
<p><font color="#0000ff"><br />
</font></p>
<br />
<p><font color="#008000" size="3">（前略）</font></p>
<p><font size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>③賃金は上昇している？</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　「経労委報告」は、所定内賃金が９７年から上昇しているとし、働く人への配分増を否定しています。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　その根拠とされたのが、厚生労働省の「毎月勤労統計」。すべての労働者の統計では所定内賃金、年収ともに減少していますが、パートを除いた一般労働者では、所定内賃金は若干増加しているというものです。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　一方、同省の「賃金構造基本調査」に基づいた年齢ポイントごとの賃金の推移を示した連合の試算によると、１０００人以上の企業は９７年の水準を若干下回る程度ですが、１０～９９人未満では３５歳で３万９００円、４０歳で４万６００円低下しています。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　中小での賃金水準の低下と非正規の増加が進んでいることは否定できない事実です。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>④賃金への配分、反比例</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　企業が生み出した経済的な価値（付加価値）が働く人にどれだけ配分されたかを示す労働分配率。株主配当や役員報酬の比重が高まった２０００年代以降、年々低下し、その引き上げが春闘の課題となりました。「経労委報告」は、景気によって左右されるので賃上げを判断する指標ではないと述べています。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　労働分配率が低いということは、企業が生みだした付加価値にふさわしい賃金を支払っていないということ。人件費と付加価値の割合ですが、それぞれの伸びをみれば、一目瞭然です。付加価値はリーマン・ショック直前までは横ばいに推移する一方、人件費は９７年以降、一直線に減り続けています。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　配分の歪みの是正は待ったなしです。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">当法人も一応従業員１０００人以上の法人なのですが、</font><font color="#008000" size="3">所定内賃金は９７年当時と比較すると多少上昇しています。これは医療という分野の特殊性もあり、専門職の需給状況に応じて、確保に力を入れる必要がある職種だけ賃金が上がるということも過去に何回もありました。そういった対象になることがほとんどない事務職員についても、手元に資料がないので正確なことは言えませんが、千円以上は上がっていると思います。</font><font color="#008000" size="3">これは毎年春闘交渉を行なってきた故であると自負していますが、春闘交渉を行なっていてもこの程度とも言えるかもしれません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">とは言え、非正規労働者の増加という傾向は当法人でも共通しています。特に、報酬が低い介護分野では、常勤職員１人に対して非正規職員１０人以上といった比率になっています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">春闘の要求としては、希望する非正規職員を積極的に常勤職員として採用すること、採用の実績を明らかにすることを求めるとともに、企業内最低賃金の引き上げを追求しています。２０１２年春闘でも、そうした要求が重要な位置を占めることになると思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">中小企業の賃金水準の低下については、日本も欧州のように産業別労働組合がその産業の賃金水準について交渉を行なうような仕組みになれば、企業規模による差がなくなり、全体が引き上げられることになるのではないかと思いました。</font></p>
<br />
<p>労働分配率については、単位組合での春闘交渉においてはあまり意識されていないと思います。前年の剰余を賃上げの原資に回すべきという主張は行ないますが、基本的にはその年の予算にどれだけ賃金分を組み込ませるかということが交渉の課題となります。</p>
<p>とは言え、それは実際の交渉の場においてということであり、交渉の結果としての賃金の引き上げを評価する基準としては労働分配率は意味のある指標だと思います。その企業がおかれている状況にふさわしい賃金の引き上げが行なわれたかということを検証するためのデータとなると思われるからです。<font color="#008000" size="3"></font>
<p><font color="#008000" size="3">こうしたことを踏まえて、今年も春闘での要求実現に向けて頑張りたいと思います。</font></p>
</p>
<p><br />
</p>
</font>
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11154415834.html</link>  
      <pubDate>Fri, 03 Feb 2012 21:24:28 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item>
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      <description><![CDATA[<table cellspacing="0" cellpadding="0"><tbody><tr><td align="left" valign="center"><a href="http://rss.rssad.jp/rss/ad/6Gfy8XygHvYR/DYPq_suMsr8U?type=2" target="_blank"><img alt="" style="border: 0;" border="0" src="http://rss.rssad.jp/rss/img/6Gfy8XygHvYR/DYPq_suMsr8U?type=3&ent=84cb2fbc68ad61d15055f4d8388128f0"/></a></td></tr><tr><td align="left" valign="top" > 認定看護師による感染対策セミナーのレポートをミルトンママクラブで公開中！ </td></tr></tbody></table><div style="font-size:10px;"><span style="padding-top:5px;"><br style="display:none"/><a href="http://www.rssad.jp/trendmatch/trendmatch.html">Ads by Trend Match</a></span><br/></div>]]></description>
      <pubDate>Fri, 03 Feb 2012 21:24:28 +0900</pubDate>
    </item>
    <item> 
      <title>どう見る経労委報告　前半（連合通信・隔日版より）</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <p><font size="3"><font size="3"><font color="#008000" size="3">まず、東日本大震災の被災地の復旧・復興が、住民の立場に立った形で、１日も早く実現することを祈念致します。</font></font></font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">さて。２月に入りまして、いよいよ春闘の準備が本格化してきました。労働組合は春闘方針をまとめ、それに基づいて春闘要求書の作成を行なっている時期です。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">対して経営側も、経団連が春闘の対応指針である「経営労働政策委員会報告（経労委報告）」を発表し、「ベア論外」、「定期昇給の凍結・延期」といった、春闘を真っ向から否定する方針を打ち出しています。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">この「経労委報告」の問題点を指摘する記事が、「連合通信・隔日版」に掲載されていましたのでご紹介したいと思います。長い記事なので、２回に分けてご紹介します。引用部分は青で表記します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>どう見る経労委報告</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>　　　　一層の人件費抑制策を打ち出す</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">連合通信・隔日版　　２０１２年１月３１日付　　Ｎｏ．８５５６　　ｐ５～</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　今春闘での経営側の対応指針となる「２０１２年版経営労働政策委員会報告」は、相変わらずデフレ解消に背を向け、さらなる人件費抑制策を打ち出しています。労働団体の資料をもとに、報告の問題点を指摘します。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>①日本の賃金は高すぎる？</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　今年の「経労委報告」は円高や電力不足など国内の事業環境が急激に悪化しているとし、「２０１２年は企業にとって生き残りをかけた正念場の年」と危機感を前面に押し出しているのが第一の特徴です。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　そのうえで、日本の賃金水準が「既に競争力を失っている」と断定。総額人件費抑制策の一層の推進を強調しています。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　確かに、新興国と比べれば日本の製造業の賃金は高い水準ですが、先進国の中では飛びぬけて高いというわけではありません（図１）。ドイツやフランスでは日本より高い賃金を支払いながら国際競争でしのぎを削っています。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　高品質の製品を生み出し続けるには「人への投資」が不可欠。賃金を新興国並みに下げれば、日本の「現場力」が失われ、逆に国際競争力が損なわれてしまいます。また、デフレをより深刻にし、「失われた２０年」をさらに繰り返すものです。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>（図１）製造業における時間あたり人件費の国際比較（全雇用者・２０１０年）</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（一部抜粋）</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　　国　　　　　　　　　　　時間あたり人件費　ドル換算（２０１０年平均為替レート）</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">〈主要先進国〉　　　　　　　（ドル）</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">ドイツ　　　　　　　　　　　　　　４３．７６</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">フランス　　　　　　　　　　　　 ４０．５５</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">日本　　　　　　　　　　　　　　 ３１．９９</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">カナダ　　　　　　　　　　　　　 ３５．６７</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">アメリカ　　　　　　　　　　　 　 ３４．７４</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">イタリア　　　　　　　　　　　　　３３．４１</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">イギリス　　　　　　　　　　　　 ３３．４１</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">イギリス　　　　　　　　　　　　 ２９．４４</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">〈北欧〉</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">ノルウェー　　　　　　　　　　　５７．５３</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">スウェーデン　　　　　　　　　 ４３．８１</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">デンマーク　　　　　　　　　　　４５．４８</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">フィンランド　　　　　　　　　　 ４２．３</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">〈その他〉</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">オーストラリア　　　　　　　　　４０．６</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">シンガポール　　　　　　　　　 １９．１</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">韓国　　　　　　　　　　　　　　 １６．６２</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">台湾　　　　　　　　　　　　　　 　８．３６</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　　　　　　金属労協作成</font>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><strong>②定昇はお荷物？</strong></font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　「経労委報告」は「労使は定昇の負担の重さを十分認識する必要がある」と述べました。果たして、定昇は企業にとって「負担」ばかりのお荷物なのでしょうか？</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　定昇制度では、定年退職した人の賃金原資が新入社員の賃金と現役世代の昇給分に回るので、人件費の増加は基本的にはありません。そのため「内転原資」と呼ばれます。経団連の前身である旧日経連が大幅賃上げを抑えようと、「人件費は増えない」と関係企業を説得し、半世紀前に導入を促したものです。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　定昇は働く人にとって将来の収入を見通せるだけでなく、公正な処遇を維持するルールでもあり、職場の規律や意欲を保ち、技術・技能の伝統を促す役割を果たしてきました。長期雇用を支え、日本の「現場力」を強めてきた大切な仕組みの一つです。</font></p>
<p><font color="#0000ff" size="3">　日本企業の強みを聞いた経団連調査でも、「長期雇用を前提に技術を蓄積するインセンティブを与え、競争力の強化を図っている」が最多。安易に定昇に手をつけようという姿勢は現場の感覚とかけ離れていると言わざるを得ません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><font color="#0000ff"><br />
</font><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">（引用中断。続きは後日に）</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">ドル換算した時間あたり人件費の国際比較のデータは初めて見ました。省略した部分は、各国通貨表示での時間あたり人件費、１ドルあたりの各国通貨（２０１０年平均為替レート）です。国は省略していません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">このデータによって、先進国の中で日本の人件費は必ずしも高くないということがわかりますが、もう１点、北欧が比較的人件費が高いということも注目すべき点ではないかと思います。北欧と言えば経済成長が続いている地域として知られていますので、経済成長のために人件費の削減は必ずしも必要ではないと見なせるのではないでしょうか。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">なお、このデータは人件費の比較なので、賃金だけではなく社会保険料の使用者負担分も含まれていると思われますが、どれだけ経営者が労働者にお金を掛けているかということを比較する意味では有効だと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
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<p><font color="#008000" size="3">定期昇給は、人件費をコストとしか考えない経営者にとってはお荷物に思えるかもしれませんが、各世代の労働者をバランスよく雇用し、技術・技能を蓄積していこうと考えるならば合理的な仕組みですし、人件費の支出も安定するはずです。労働者にとっても、勤続年数が短いとそれだけ技術・技能もまだ未熟な訳ですから、勤続年数が増えて技術・技能が向上するにつれて賃金も上昇するという仕組みは納得性が高いものです。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">医療も、経験を積むことで技術・技能が向上していく分野であり、現場でも技術・技能を継承していくことが必要ですので、労働者が働き続けて技術・技能を向上させていくことを促す定期昇給という仕組みは理にかなっています。他の医療機関で経験を積んできた人を中途採用で確保するという方法でも技術・技能の高い労働者が得られるかもしれませんが、その場合でもその経験、技術・技能の高さを評価するような処遇をしなければ人材の確保はできません。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">つまり、そうした分野において定期昇給を否定することは非合理的であると言えると思います。そして、そうした経験、技術・技能の高さを求められる分野とは、医療に限定されるものではなく、もっと広い分野に渡るのではないでしょうか。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
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<p><font color="#008000" size="3">定期昇給を凍結・延期するということは、一見すると賃金の据え置きですが、労働者の生涯賃金を考えると賃下げであるとも言えます。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3">定期昇給に手をつけるということは、よほど切羽詰った状況でなければやってはならないことだと思います。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"><br />
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<p><font color="#008000" size="3">記事の後半はまた改めてご紹介します。</font></p>
<p><font color="#008000" size="3"></font>
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      <link>http://ameblo.jp/sai-mido/entry-11153525401.html</link>  
      <pubDate>Thu, 02 Feb 2012 21:56:41 +0900</pubDate> 
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      <title><![CDATA[PR: FXのマネーパートナーズ]]></title>
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      <pubDate>Thu, 02 Feb 2012 21:56:41 +0900</pubDate>
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