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    <title>ユメウツツ</title>  
    <link>http://ameblo.jp/mimei/</link>  
    <description>@ Tagawa Mimei</description>  
    <language>ja</language>  
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      <title>おいで下さった皆さまへ。</title>  
      <description><![CDATA[<p>
 <a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20100112/02/mimei/84/3a/j/o0640048010373032638.jpg"><img src="http://stat.ameba.jp/user_images/20100112/02/mimei/84/3a/j/t02200165_0640048010373032638.jpg"  alt="$ユメウツツ-富士" border="0" /></a><br /><br />2010年。<br />明けましておめでとうございます。<br /><br />などと書いてみたけれど、もう11日。<br />成人の日。そして鏡開きの日。<br /><br /><br />で。通常モードに戻り、新たな気持ちで書きはじめるにあたり、<br />こうしてネットのあちこちを点検（？）しているわけですが。<br />このブログはもうずいぶん前に引っ越しているのだけれど、<br />カキモノなどが置いてあるため、閉鎖せずにいたのでした。<br />つまり保管庫のような存在。<br /><br />が、しかし。<br />最近よくgoogleアラートが、我がプロフィールを拾ってくる。<br />アクセスしてみれば、様々なサイトにあるブログ・リンク集。<br />どうやらその作家カテゴリーに加えて下さっているようで。<br />ありがたい。<br />ありがたいのだけれども。<br /><br />いかんせん情報が古すぎて。<br />どうやらネタ元はひとつらしく、どのリンク集にも、<br />とうに凍結したブログがリンクされているのでした。<br />ううむ。<br />これではせっかく訪れて下さった方々に申し訳ない。<br />といって、その都度、修正をお願いするのもどうかと思うし。<br />（中にはどうやって連絡をとればいいのか分からないサイトもある）<br />なので、あらためて、ここに新しいリンクを「書き置き」しておこうかと。<br /><br />田川未明OfficialWebsite　mi:media<br /><a href="http://www.mimei.info/" target="_blank"><font color="#339999">http://www.mimei.info/</font></a><br />各ブログへのリンクや更新情報は、<br />この公式サイトのTOP頁にて分かるようになっています。<br /><br />メインで使っているブログは、<a href="http://blog.livedoor.jp/mimei14/" target="_blank"><font color="#339999">トルニタリナイコト</font></a>（通称・トルタリ）<br />その他にも、<br /><a href="http://mimedia.petit.cc/" target="_blank"><font color="#339999">撮ルニタリナイコト</font></a>（写真ブログ）<br /><a href="http://mimedia.exblog.jp/" target="_blank"><font color="#339999">ユメウツツ</font></a>（縦書きテキストブログ）<br />等々ありますので、よろしかったら覗いてみてくださいね。<br />とはいえ昨年は心身共に少々不調で、あまり更新できなかったり。<br />でも今年はなんとかもう少し踏ん張って、更新していくつもりです。<br /><br />あ。あと、Twitterでは日々つぶやいておりますので、こちらもどうぞ。<br />@TagMimei　<a href="http://twitter.com/TagMimei" target="_blank"><font color="#339999">http://twitter.com/TagMimei</font></a><br /><a href="http://d.hatena.ne.jp/tagmimei/" target="_blank"><font color="#339999">よしなしごと</font></a>（Twitterから抜粋したまとめブログ）<br /><br />というわけで。<br />今年もどうぞご贔屓に。<br />よろしくお願い致します。<br /><br /><HR width="400" size="1" color="#CCCCCC"><br />写真は正月7日、我が家から見た富士山。<br />この冬は富士山がとてもきれいです。<br />
 
</p>]]></description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10432346880.html</link>  
      <pubDate>Mon, 11 Jan 2010 02:53:51 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>「Twitter」やら「アメーバなう」やら</title>  
      <description> <![CDATA[ <a href="http://stat.ameba.jp/user_images/20091024/15/mimei/09/b0/j/o0480064010285361597.jpg"><img src="http://stat.ameba.jp/user_images/20091024/15/mimei/09/b0/j/t02200293_0480064010285361597.jpg"  alt="ユメウツツ" border="0" /></a><br /><br />カキモノ置き場となってから長い月日の経つアメブロですが。<br />他の場所ではあれこれ書き続けております（更新情報はofficialWebsiteにて）<br />が、最近はついったーで呟くことのほうが多いような。<br />ということで、よろしければ。<br /><br />Twitter　アカウント @TagMimei<br /><a href="http://twitter.com/TagMimei" target="_blank">http://twitter.com/TagMimei</a><br /><br />で、そろそろここを削除するか、あるいは一新するかしよう、と考えていたら、<br />12月に「アメーバーなう」とかいうものができるというニュースが。<br />むむむ。<br />今現在、ライブドアブログは更新情報が自動的にTwitterに送られるようになっていて、<br />ライブドアの管理頁にはそのログが表示されている。<br />で、Twitterの呟きはmixiのボイスに自動的に送ることが可能。<br />そんな中「アメーバーなう」は独自の路線をいくんでしょうか。<br />もし「アメーバーなう」の呟きをTwitterに送れる（あるいはその反対）ようになるのなら、<br />ここは又別の活用もできるかも、と思ったり。<br />でもそうなると、最初にどこで呟けばいいのだか、<br />なんだかもう訳がわからなくなるような。<br />ま、とにかく12月まで、しばしこのまま、ということにいたします<img src="http://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif" alt="あせる" /><br /><br />
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10372215930.html</link>  
      <pubDate>Sat, 24 Oct 2009 15:11:11 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>なんちゃって「縦書き」ブログ</title>  
      <description> <![CDATA[ <p><br />
</p>
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/16/e9/10046255359.jpg" target="_blank"><img alt="blog" src="http://stat.ameba.jp/user_images/16/e9/10046255359_s.jpg" border="0" /></a>
 </div>
<p><br />
</p>
<p>まことに申し訳ありませんが、</p>
<p>只今引越中。</p>
<p>移転先は↓です。</p>
<p>「ユメウツツ」　<a href="http://mimedia.exblog.jp/">http://mimedia.exblog.jp/</a>
 </p>
<br />
<p>元々ここは日々の日記ではなく、創作物を置いていくためのブログなので、</p>
<p>あまり稼働はしていなかったのですが。</p>
<p>なので、アメブロのあれやこれやの機能やサービスも、</p>
<p>あたしには宝も持ち腐れのようで、なんだか申し訳ないような。</p>
<p>いっそのこと、できるかぎりシンプルなブログにしたくなり、</p>
<p>なおかつ「縦書き」にできればなぁ、と。</p>
<br />
<p>で、その、「なんちゃって縦書きブログ」（笑）が、</p>
<p>どうにかこうにかできましたので、</p>
<p>もしよかったら遊びにきてくださいね～。</p>
<p>お待ちしています。</p>
<p><br />
なお、メインの公式サイトは↓です。</p>
<p>ブログや連載など、カキモノの更新情報が分かるようになっていますので、</p>
<p>のぞいてみてくださいね。</p>
<br />
<p>田川未明ＯｆｆｉｃｉａｌＷｅｂｓｉｔｅ　「mi:media」</p>
<p><a href="http://mimei.info/">http://mimei.info/</a>
</p>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10068972774.html</link>  
      <pubDate>Wed, 30 Jan 2008 02:14:41 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>花火</title>  
      <description> <![CDATA[ <br />
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/42/4e/10030882302.jpg" target="_blank"><img alt="hanabi" src="http://stat.ameba.jp/user_images/42/4e/10030882302.jpg" border="0" /></a>
 </div>
<br />
<br />
<br />
<br />
<p>縁側で、花火を見た。</p>
<p>夏を送る花火である。</p>
<br />
<p>こいびとが来ると、いつもは姿を現わさない獏が、</p>
<p>――といって隠れているわけではなく、どこかの物陰（豚の蚊遣りの中とか、</p>
<p>文箱の後ろとか、竹ぼうきの透き間とか）でひっそりと眠っているだけなのだが――</p>
<p>珍しく、今夜は縁側の端に腰掛けている。</p>
<p>こいびとは、その獏の姿を注視するでもなく無視するわけでもなく、</p>
<p>ごく自然に並んで腰をおろしている。</p>
<p>いったいいつのまに、ふたりは互いを受け入れたのか。</p>
<p>訊きたいような気もしたが、それは野暮というものです、と、</p>
<p>こいびとに言われそうだったので、やめておいた。</p>
<br />
<p>こいびととあたしは顎を高くあげて夜空を眺め、</p>
<p>獏はうつむいて、睡蓮鉢を見おろしている。</p>
<p>どうやら獏は、水面に映る花火を楽しんでいるらしい。</p>
<p>夜色の水の中では、赤い金魚がひらりと尾を揺らしながら、</p>
<p>さかんに顎（どこが顎なのかさだかではないが）をあげている。</p>
<p>金魚が見ているのは、夜空に咲く花火なのか。</p>
<p>それとも水面に揺れる花火なのか。</p>
<p>水の中から眺める花火は、いったいどんなものだろう。</p>
<p>ちょっと見てみたいような気がして、わずかばかり金魚を羨む。</p>
<br />
<p>いよいよ最後の2尺玉。</p>
<p>今か今かと息をとめて待っていると、</p>
<p>ふいに火の玉が天に向かって飛び立った。</p>
<p>あ、と、こいびととあたしが思わず声をあげるそばで、</p>
<p>獏が、えっ、と、声にならぬ声をあげる。</p>
<p>え？　</p>
<p>そう思いつつも火の玉を追う目の端に、ちらりと赤い金魚が見えた。</p>
<p>火の玉を追うかのように、まっすぐに天にのぼっていく。</p>
<p>高く高くのぼりつめ、どこまでのぼるつもりなのかと案じたとたん、</p>
<p>玉は弾けて花になり、夜空いっぱいに広がった。</p>
<br />
<p>あんぐりと口をあけるこいびととあたしと獏の顔が、</p>
<p>夕焼けのような色に染まっている。</p>
<p>どーん、と、遅れて音がやってくる。</p>
<p>音と共に、大輪の菊の花びらが、しゅわしゅわと夜空に溶けていく。</p>
<br />
<p>花火の消えた夜空に、ひとつふたつと星が戻り、</p>
<p>庭の草むらには虫の声が戻ったが、</p>
<p>赤い金魚は戻らなかった。</p>
<br />
<p>夏の終りの花火は、さみしい。</p>
<br />
<br />
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10046758921.html</link>  
      <pubDate>Tue, 11 Sep 2007 15:07:56 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>連載スタート「おとなのコラム」</title>  
      <description> <![CDATA[ <p><br />
</p>
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/c4/dd/10030557347.jpg" target="_blank"></a>
</div>
<p><br />
</p>
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/7b/54/10030557496.jpg" target="_blank"><img alt="otona40" src="http://stat.ameba.jp/user_images/7b/54/10030557496.jpg" border="0" /></a>
 </div>
<p><br />
<br />
<br />
【おとなのコラム】</p>
<p><a href="http://www.otona-column.com/" target="_blank">http://www.otona-column.com/</a>
 <br />
『恋愛ショートストーリーから社会派コラムまで、<br />
【おとな】が書いた【おとな】の読み物を金曜日更新。<br />
《ほっと一息》《くつろぎの時間》にご覧ください。』<br />
 <br />
という上記サイトにて、連載が始まりました。 <br />
９月７日から、隔週金曜日の連載。 <br />
が、書けるときはその間の週にも書くかも。 <br />
内容は、エッセイ。</p>
<p>テーマは「ノスタルジア」。 <br />
が、そのうち、なんてことのない超掌編も。 <br />
<br />
と、かなりアバウトですが、 <br />
でも中身はけっこう真面目に書いていますので、 <br />
時々のぞいてみてくださいね。</p>
<p>どうぞよろしく。</p>
<br />
<br />
<p> <br />
</p>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10046311985.html</link>  
      <pubDate>Mon, 10 Sep 2007 00:02:09 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>金魚</title>  
      <description> <![CDATA[ <br />
<p><br />
</p>
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/29/67/10028821052.jpg" target="_blank"><img height="300" alt="sora" src="http://stat.ameba.jp/user_images/29/67/10028821052.jpg" width="400" border="0" /></a>
 </div>
<p><br />
<br />
</p>
<p>獏が、睡蓮鉢をのぞいている。</p>
<p>睡蓮鉢といっても、睡蓮は数年前に枯れ絶えてしまったので、</p>
<p>ただの水を張った鉢である。</p>
<p>いい具合に水藻が繁っているので、そこに先日の金魚を放ったところ、</p>
<p>獏は日がな一日、その縁に腰掛けて、水面をのぞいているのだった。<br />
</p>
<p>どうやら、惚れてしまったらしい。</p>
<br />
<p>獏の思いを知ってか知らずか、金魚は青い藻のあいだを、すんすんと泳いでいる。</p>
<p>時には長く沈み込み、時には水面にぽかりと口を出したりもする。</p>
<p>獏は、なにもせず、なにも言わず、ただただその様を見つめている。</p>
<br />
<p>獏と金魚の恋は、成就しうるのか否か。</p>
<p>明日こいびとが来たら、聞いてみようと思う。</p>
<br />
<p>午後遅く、文机に向かうと、</p>
<p>立てかけてあった温度計が、真っ赤な顔をして倒れていた。</p>
<p>あまりの暑さに、へたばってしまったようである。</p>
<p>気の毒に思って冷凍庫に横たえると、今度はかたかた震え出す。</p>
<p>温度計にとっての適温とは、と、しばし思い悩む。</p>
<br />
<p>日暮れても、空が蒼い。</p>
<br />
<br />
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10043061343.html</link>  
      <pubDate>Sun, 12 Aug 2007 04:00:34 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>長靴</title>  
      <description> <![CDATA[ <p><br />
</p>
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/85/48/10027233090.jpg" target="_blank"><img height="400" alt="nagagutu" src="http://stat.ameba.jp/user_images/85/48/10027233090.jpg" width="300" border="0" /></a>
 </div>
<p><br />
七月三十日　　はれ　のち　かみなり</p>
<br />
<p>午後遅く、盛大な夕立がやってくる。 <br />
ざあざあと降る雨の音に、昼寝する獏のいびきも聞こえぬほど。 <br />
雷神さまに何かあったのだろうか。 <br />
何かよほど、気持がくさくさとするようなことがあったのか。 <br />
<br />
それにしても、このままではいたるところ洪水、ということになりかねない。 <br />
にわかに不安になり、うろたえたとたん、雨はやんだ。 <br />
蛇口をきゅっと締めたように、ぴたりとやんだのだった。 <br />
呆気にとられ、玄関の引き戸をあけて、空を見あげると、 <br />
もう気が済んだとばかりに、悠々と引き上げていく黒雲が見えた。 <br />
くさくさとした想いは晴れたのだろうか。 <br />
雲の透き間から、薄青い空が、困惑気味に広がっていく。 <br />
<br />
ふと、家の前に並べた植木の影に見慣れぬものを見たような気がして、 <br />
思わず目を懲らす。 <br />
と、黒いゴム長靴が一足。 <br />
しまった、と思う。 <br />
今朝の薄日に油断して、日だまりに干しておいたのである。 <br />
長靴はこいびとが置いていったものなので、日頃長靴など履かないあたしは、 <br />
その存在をつい失念してしまったのだった。 <br />
<br />
ゴム草履をつっかけて駆け寄ると、長靴の中にはたっぷりと雨水が溜まっていた。 <br />
青空を映すその水たまりの中に、金魚が一匹泳いでいる。 <br />
赤くすらりとした金魚である。 <br />
はて。いつのまに。 <br />
雨と共に降ってきたのだろうか。 <br />
雷神さまからの贈り物であろうか。 <br />
<br />
ふくらはぎに跳ね返った雨水が、ぽつんと冷たい。 <br />
</p>
<p>　</p>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10041465556.html</link>  
      <pubDate>Sun, 29 Jul 2007 16:53:45 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>靄（もや）</title>  
      <description> <![CDATA[ <br />
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/21/3d/10026657554.jpg" target="_blank"><img alt="tuyu" src="http://stat.ameba.jp/user_images/21/3d/10026657554.jpg" border="0" /></a>
 </div>
<p><br />
<br />
<br />
</p>
<p>夜明けに目が覚める。</p>
<p>あまりにきっぱり目覚めてしまったので、観念して起き上がり、</p>
<p>茶の間に行って雨戸をあけた。</p>
<p>と、庭に靄（もや）が立ちこめている。</p>
<p>朝顔と露草の青が、時折見え隠れするだけで、</p>
<p>あとはただ真白いだけの、うやむやな朝である。</p>
<br />
<p>そういえば目覚める間際まで夢を見ていたような気がするが、</p>
<p>いったいどんな夢だったのか。</p>
<p>思い出せそうで、思い出せない。</p>
<p>どうやら頭の中にまで、靄が立ちこめているらしい。</p>
<br />
<p>頭を前後左右に振り、ついでに手足も動かして、</p>
<p>でたらめなラヂオ体操をしていると、いつのまにか足もとに獏がいた。</p>
<p>驚いて、揚げた足の下ろし場所に迷い、思わずよろけて文句を言う。</p>
<br />
<p>獏は少しも動ぜず、大きな欠伸をしながら庭を指さし、</p>
<p>「もや」と言う。</p>
<p>そう。靄だ。見れば分かる。</p>
<p>憤然とするあたしを指さし、獏は更に「ゆめ」と言う。</p>
<p>夢？</p>
<br />
<p>そうか。そうだ。そうだった。</p>
<p>これは夢。</p>
<p>朝靄がたちこめる庭を、漠とふたりで見ている夢。</p>
<p>ただ白いだけの、うやむやな夢。</p>
<br />
<p>そう思ったとたん、目が覚めた。</p>
<br />
<p>ぼんやりとしたまま茶の間に行き、雨戸をあけると、</p>
<p>夜が明けたところだった。</p>
<p>庭のそこかしこから、白いもやもやとしたものがのぼっていく。</p>
<p>薄灰色の空の彼方に、すうと吸いこまれていく。</p>
<p>豚の蚊遣りの中で寝ていた獏が薄目をあけ、大きな欠伸をひとつして、</p>
<p>また静かに目をとじた。</p>
<br />
<p>朝顔とつゆ草の青が濡れている。</p>
<p><br />
</p>
<p>　</p>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10040738184.html</link>  
      <pubDate>Sun, 22 Jul 2007 21:59:40 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>相合い傘</title>  
      <description> <![CDATA[ <br />
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/bc/48/10026023982.jpg" target="_blank"></a>
</div>
<br />
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/b5/57/10026368701.jpg" target="_blank"><img alt="buta" src="http://stat.ameba.jp/user_images/b5/57/10026368701.jpg" border="0" /></a>
</div>
<br />
<br />
<br />
<br />
<p>七月十八日　曇り、ときどき、内緒 <br />
<br />
こいびとと、買い物に行く。 <br />
傘は1本しかないので、相合い傘である。 <br />
しばらくして、傘が濡れていないことに気づき、 <br />
やんだのかと思ってたたんで歩きはじめると、やはり肌に雨の気配がする。 <br />
目を懲らしても、しずくのようなものは見えないのだが、 <br />
髪やうなじや腕や頬が、しっとりと冷たい。 <br />
雨はぴちゃぴちゃともしとしととも言わぬまま、少しずつからだを濡らしていくのである。 <br />
<br />
降っているのか、やんでいるのか、いったいどっちなんだ、え、はっきりしろぃ、 <br />
と、空を見あげながら胸の中で毒づくと、こいびとが再び傘をひらいて、そっと言う。 <br />
内緒。 <br />
え？ <br />
内緒で降っているんですよ、この雨は。 <br />
<br />
そういえば時折、耳の奥がこそばゆいような感じがある。 <br />
どうやら雨は、ひそひそと内緒話をするように、こっそり降っているらしい。 <br />
得心して、それ以上雨を責めるのはやめにした。 <br />
<br />
煙ったような一本道を歩きながら、買うべきものを復唱する。 <br />
ひそやかな雨に遠慮して、こそこそと小声で言ってみる。 <br />
ほたるいかの一夜干し、ニッキ飴、三色そうめん、四川風麻婆茄子の素、 <br />
五色豆、六花亭バターサンド、七色唐辛子。 <br />
ニッキ飴は、獏の好物である。 <br />
ひとつ復唱するたびに、相合い傘の中にかすかに霧がたちこめる。 <br />
こいびとの顔が、もやもやと揺らいで見える。 <br />
<br />
どこからかフルートの音色のような、か細い祭り囃子が聞こえてくる。 <br />
市場はまだ遠い。 <br />
</p>
<p>　</p>
<p>　</p>
]]> </description>  
      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10040321339.html</link>  
      <pubDate>Thu, 19 Jul 2007 00:55:15 +0900</pubDate> 
    </item>  
    <item> 
      <title>嵐</title>  
      <description> <![CDATA[ <br />
<div align="center"><a href="http://stat.ameba.jp/user_images/bc/48/10026023982.jpg" target="_blank"><img alt="kumo" src="http://stat.ameba.jp/user_images/bc/48/10026023982.jpg" border="0" /></a>
 </div>
<br />
<br />
<br />
<p>七月十五日　嵐</p>
<br />
<p>嵐がくるという。</p>
<br />
<p>雨戸をたて、家中のそこかしこに蝋燭を置き、</p>
<p>念のため風呂桶に水をためる。</p>
<p>準備万端整ったところで、茶の間に腰をおろすが、する事がない。</p>
<p>暗いし、蒸し暑いし、退屈である。</p>
<br />
<p>なんだか息苦しくなってきて、たまらずに縁側の硝子戸をあけ、</p>
<p>少しだけ雨戸をあけてみた。</p>
<p>薄めた水色と鼠色を混ぜ合わせたような雲が、</p>
<p>押し合いへし合いしながら、やってくる。</p>
<p>突風が吹くたびに、雲は一斉に渦をまき、くるりくるりとまわりはじめる。</p>
<p>まるで風ぐるまのようで、見ていると目がまわる。</p>
<br />
<p>竹に絡んだ朝顔も、さすがに今日はつぼんでいる。</p>
<p>天気や気分によって、閉じたり開いたりするらしい。</p>
<p>賢いのか、横着なのか、よく分からない花である。</p>
<p>そういえば、今朝から獏を見ていない。</p>
<p>どこかに隠れているのだろうか。</p>
<p>嵐が苦手なのだろうか。</p>
<br />
<p>なんだか寂しくなってきて、こいびとの声を聞こうと受話器を握る。</p>
<p>が、呼び出し音もしないうちに、女の声が聞こえてくる。</p>
<p>只今電話がつながりにくくなっています。</p>
<p>音声テープかと思って、黙って耳を傾けていると、</p>
<p>もしもし？と、女が問いかけてくる。</p>
<p>あ、あの。電話は。</p>
<p>「只今、つながりにくくなっています」</p>
<br />
<p>同じことを繰りかえすだけの女に、ほんの少し腹が立ち、</p>
<p>つっけんどんに聞きかえす。</p>
<p>じゃあ、いつになったら、つながりますか。</p>
<p>さぁ。</p>
<p>さぁ？</p>
<p>やけに遅いのよねぇ、この嵐。</p>
<p>急に物憂い声になって、女が答える。</p>
<p>さっさと行ってくれないと、こっちも商売あがったりよ。</p>
<br />
<p>あがったりよ、の「よ」が、やけに色っぽい。</p>
<p>つい聞き惚れていると、大きな溜息とともに、受話器から生温い風が洩れてきた。</p>
<p>驚いて、受話器の穴を見つめるうちに、ぷつりと音がして電話が切れる。</p>
<p>それっきり、じー、とも、つー、とも言わないで、ただ押し黙るばかりである。</p>
<br />
<p>細く開いた雨戸の向う、縦長の空をからすが一羽飛んでいく。</p>
<p>風に流されながらも懸命に、どこかを目指しているらしい。</p>
<p>きっと家に帰るのだろう。</p>
<p>七つの子が待っているから。</p>
<br />
<p>よるべない嵐の日は、暗くて、蒸し暑くて、すうすうと寂しい。</p>
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<p>---------------- 8×ｷﾘﾄﾘｾﾝ ---------------- </p>
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<p>旅のあいだの、うそ日記。</p>
<p>さかのぼって、ぽつぽつ更新いたしました。</p>
<p>さかのぼって、読んでいただければ幸いです。</p>
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      <link>http://ameblo.jp/mimei/entry-10039874625.html</link>  
      <pubDate>Sun, 15 Jul 2007 02:32:15 +0900</pubDate> 
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